映画「八犬伝」
今日は、映画館で「八犬伝」を観てきました。※ネタバレあり
滝沢馬琴が小説「南総里見八犬伝」を書きあげる物語なのですが、現実に馬琴が生きる「実の世界」と小説の中の「虚の世界」の2つの世界が描かれていて、この時代の現実の世界も悪の方が強く、正義が負けるという時代。
今の日本とよく似ている時代背景の中で、馬琴は、小説である「虚構の世界」を正義が勝つという物語を描き、正義を貫き通した人生が描かれていました。
虚構でも正義を貫き通した人間の人生は、実(正義)となる、というメッセージも、ぐっときました。
2作目を出版する前に観てよかった映画だと思いました。私も、今の日本社会には、ニヒリズムしかなく、正しいことをいくら発信しても、現実は変わらない、悪の方が勝つに決まっている、出版して社会に訴えかけても無駄である、という気持ちでやるせなさで2作目の原稿と向き合っていたからです。
人間も、この世界も、陰陽互根であるというメッセージ性もあると思いました。観て良かったです。
※虐待の後遺症(複雑性PTSD)について、以下の書籍で詳しく描いています。精神科医の和田秀樹・医師の監修と対談付き。
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