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はみ出す作品

こんばんは。おとみです。

日経新聞を取り始めて早や四年。

最初のページ「春秋」
最後のページ「文化」の欄が1番好き。

朝は苦手なので寝る前に読んでいる。笑

文化の中には「◯◯十選」という記事があり、
そこでは写真や芸術作品や何かしらアーティストが訴えた事を読み解くコーナーがある。

今回の十選は

はみ出す作品十選

作品は既存の枠に収まらない。
その事が世の中に謎を生み、私たちが「当たり前」としていた常識や制度を見直すきっかけとなる。
そんな「はみ出し者」「不良」作品の面白さを探る。

日経新聞 
はみ出す作品十選

私が気になった作品。
訴えている内容が刺さった作品を載せていく。

アンソニー・カロ「ラップ」

テレビと同様に、台座も置かれたものを作品にする「常識」。

言い換えれば、台座に置かれたものは作品という関係からはみ出ない。

だから私たちは台座の上にあるもの作品だと割り切る事ができる。

ところがこの作品は台座から「本当にはみ出る」ことで私たちと割りきれない関係にまで踏み込んでくる。

芸術かどうかの前に、私たちはこの事を自身の網膜と皮膜から判断しなくてはいけない。

日経新聞
高松次郎「複合体(椅子とレンガ)」

椅子が傾いている。
この原因をレンガに求めるのは簡単だが、それでいいのか?
と私たちに問いかける強さが作品の魅力ではないかと思う。

誰が「何だ?」「なぜ?」といった言葉がよぎることは、作品を見た人のほとんどが共有できるのではないか。
恐らく、理由は作品のシンプルさにある。

日経新聞

その態度から見える世界とは何だろう。
それを具体的に断定する必要はない。
大事なことは普段とは違う位置、姿勢、角度、高さなどから世界を見ようという意思ではないだろうか。

日経新聞

日本は引かれた一線から外にはみ出る事を怖がっている気がする。

少しはみ出ただけで「ADHD」「LGBTQ」「HSP」など名前がつけられる。

病気じゃなくて、
変なんじゃなくて、
個性。だと私は思いたい。というかみんなに思って欲しい。

日本で刷られていて全国に配布される「日経新聞」にこんなに大きく載せられているんだから、

もっと自分に自信をもって
はみ出しましょうよ!

そんなメッセージ性を感じた記事でした。

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