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太空に鏤められる儚雲 あおさとしろさのあわいに消えた
今日は空を眺めていた。
澄み渡るような青空だ。もくもくと膨れるものや飄々とするものたちがちらほらと流れている。
雲は自由だ。
よくその姿は自由な様に重ねられる。どこからとなく立ち現れて、当て所となく流れていく。
また何を自由と思うのかはその心持ちによるものだろうとも思う。
果たして雲は自由だろうか。気に委ねて現れて、空に任せて流される。ただ逆らうことなく往くままに。
この空にこの身体に委ねることに自由を見るのだろうか。
空を眺めていた。
儚く消え入りそうな雲がいる。もうまもなく、この空の青さに白みをかけるように、その身を空に交じり合わせるように、その青さと白さのあわいに消えていくのだろう。
この空にこの雲は自由だ。
太空に鏤められし儚雲(はかなくも) あおさとしろさのあわいに消える
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