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掌をかざせば血潮が脈を打つ 地平線には夕陽が燃ゆる

夕方頃ちょっと横になっていたら、ぐっすりと眠りに落ちてしまった。もう身体はぐったりという感じ。夕飯前にこれでは食べたものも腹に落ち着かないだろうと思い、さんぽに出てみた。

夕空にはもくもくと良い雲が登っている。遠出するのもいいかもしれないと通りに出てみた。県道の先の地平線にちょうど夕陽が沈みゆく頃合いだった。

燃えるような夕陽だ。じっと見つめるには眩しい。手をかざして見るくらいがちょうどいい。そうすると、掌が赤く滲むように見える。忘れていたような気もするが、僕の掌にも紅い血潮が流れているのを感じた。

陽が道に沈みゆく。

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はるぽん
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