日記:2020/5/13(水)

맑음. Gestern Nacht habe ich von 21 Uhr bis 23 Uhr Deutsch gelernt. Weil ich fast keine Seiten mehr in meinem Heft habe , muss ich ein Neues kaufen. Au fait j'ai essayé d'utiliser Evernote pour la première fois hier soir. Je veux m'y habituer le plus tôt possible.

ドイツ語で「城」を意味する名詞は「die Burg」と「das Schloss」の2つ存在するのだが、「Burg」は軍事目的の「城砦」のニュアンスが強く、対する「Schloss」は「城」と同時に「錠」を意味し、さらに「閉じる」を意味する動詞「schließen」 の過去形「schloss」と同形、過去分詞形「geschlossen」のなかにも埋め込まれている。ちなみにフランツ・カフカの『城』は「das Schloss」の方を採用している。いかにもカフカらしい、多重の意味で内側から膨らんだ単語だ、と思うなどする。

ドイツ語もフランス語も名詞の「性」を覚えるのがやはり大変で、助けを求めてYoutubeの語学学習チャンネルにすがってはみたものの、どの動画を見ても基本「丸暗記」が原則(大意)と述べられており、若干絶望しかける。が、見分ける際の規則性がいくつかあるので、それを足掛かりにして慣れていくしかない。ポイントは「定冠詞込み」で覚えることらしい。

個人的に気に入っているドイツ語学習チャンネルはこちら↑の「EASY GERMAN」。基本ドイツ語でしゃべっているが英語字幕があるので聞き取りの練習にもなる。ホストのCariとカメラマンのJanusz(ポーランド出身)に癒される。

フランス語学習Youtubeチャンネル「Français Authentique」もよく視聴してる。こちらは全編フランス語+仏字幕のみなので、ちょい中級者向け。

山田宏一『何が映画を走らせるのか?』を読んでいるうちに『定本 映画術 : ヒッチコック・トリュフォー』をつい読み直したくなってしまい、本棚から引っぱり出してパラパラとページをめくっていると、初期のサイレント映画『下宿人 The Lodger』(1926) でボツになったアイデアを説明するために、ヒッチコック自身が万年筆で書いた図がふいに目に飛び込んでくる。映画序盤、ブロンド女性の連続殺人事件にロンドンの群集が殺気立ち、あらゆる場所で「監視の目」が光っていることを示すために、トラックの後部扉についた楕円形の窓からのぞく後頭部のシルエットによって「トラックの後部全体が顔みたいになって、まるでふたつの眼のなかで瞳がくるくる動いているような感じになる」(p.38)ショットを構想していたのだが、

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これはまるで、後年ジャック・タチが『ぼくの伯父さん Mon Oncle』(1958)で、このヒッチコックのアイデアを自らのギャグとして「実現」したように見えるではないか!と、その映画的記憶=無意識的「剽窃」の歴史の奇跡的な連なりに感動し、初読時軽いめまいを起こしたのを思い出した。

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読んだ記事:

ポール・バーホーベンがモーパッサンの長編小説『ベラミ』をドラマ化する、というDeadlineのニュース。全8エピソードすべての監督を担当するらしい。脚本は『ルトガー・ハウアー/危険な愛』『スペッターズ』『ブラックブック』などで長年バーホーベンと組んでいるジェラルド・ソエトマン。読みながら、そういえばと内田春菊のクソ男漫画『こんな女じゃ勃たねえよ』のことをふと思い出し、あれって日本版『ベラミ』の試みだったのかも……とぼんやり考えるなどする。

『ELLE』『Benedetta』に引き続き、プロデューサーはサイード・ベン・サイード。クレーベル・メンドンサ・フィリョ『Bacarau』 や ナダヴ・ラピド『Synonyms』など近年映画祭で高い評価を受けた作品の製作に携わっているほか、ポランスキー『おとなのけんか』やクローネンバーグ『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(※個人的偏愛映画)、ここ最近のフィリップ・ガレル作品、さらに「暗殺者の男が性転換させられミシェル・ロドリゲスになる」ウォルター・ヒルの『レディ・ガイ』などの妙ちくりんな映画ばかりプロデュースしているふしがあり、なかなかクセのあるキャリアの人で面白い。今後も要注目。

本日の韓国語訳練習:

(拙訳)
中国語を勉強しながら感じた点
新生児がなんでこんなに泣くのか分かった
私もカフェのスタッフが何て言ってるのか分からなくて
とりあえずアイスアメリカーノのグランドサイズくれるまで
寝転がってただ泣いていたい

왜케→왤케→왜 이렇게
~면서:~ながら,~とともに
~는지:~のか、~かどうか、~だったか
用言~ᄆ/음:用言の名詞化、言い切り表現(書き言葉の口語)

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