いらないもの、いらなくなったもの
震災を経験した後に、片付けに目覚めた人の本を前に読んだけれど、その方は、自分の家や大切にしていたものが全部ぐっしょりと濡れてダメになってしまったものを見て、「なんかもういっか」って思ったそう。「今まで大事に思ってたけど、所詮は物なんだ」って思ったとか。そこから、無駄なものは持たない主義になったそう。
物には使われている時にだけ命が宿っているのだと思う。
祖父が死んだ時、祖父が使っていた時は生き生きとして見えた文房具が途端に、古臭い、ただの「物」に見えた。それらは、遺品整理