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本のキロク Vol.1 : 夢をかなえるゾウ1


去年から本を読むようになった。
読むペースは早い方ではないのに、次々買ってきてしまい常に5~10冊ほど待ちがいる状態を作ってしまう。たまに3冊を同時に読んでることもあり、混乱している。笑 最近は読むことに追われている気がして、1冊に対する感じる時間が少し短いように思うのもあって、ここにキロクを残すことにした。

わたしは、実は感想を述べるのが苦手。自分のことならいくらでも話せるのに‥建築も芸術もアイドルも映画も‥見終わったあとの一言目は大体「やばい」や「(´;ω;`)(♡)」。急に語彙力を消失してしまうのだ。
対象と自分のキヲクの照らし合わせをして、自分に染み込ませる作業を無意識にしているのだろうけど、きっと時間がかかるタイプなんだと思う。後から整った感情が溢れる。

そんなわたしだけど、書いていきます*

夢をかなえるゾウ1

帯タイトルにもあるように、累計400万部。日本一読まれている自己啓発本小説みたいなので、読んだことがある人は多そう。
今はシリーズ4まででてます。

どこにでもいそうなサラリーマンのところに突如現れたガネーシャが”成功”へ導くおはなし。

ガネーシャは関西弁。だからなのか言ってることがすーっと入ってくる。どんどん読み進められるので、400Pあっという間。お釈迦様が出てきて主人公と3人で富士急ハイランドに行ってフジヤマに乗る場面が出てくる。こういった描写もユーモア溢れていてくすっと笑える。

ガネーシャが主人公に毎日1つ成功に導く課題を与え、実践していくんだけど、別に大そうなことは1つも言っていない。課題は全部で30個。すべて当たり前のことと言ってしまえばそのなのかもしれない内容だった。だけど、この当たり前とされてることが実際は全然出来てないし、すごく難しい。(となると‥当たり前という表現は間違ってる気がする‥当たり前なんてものはこの世界にはないんだよね‥)

日常のちょっとしたところから変えていくことを教えてくれる。
でも生きる上ですべてとても大切なことだった。



2/3が過ぎたあたり、課題をこなしていき成長していく主人公にガネーシャは「期待してるかぎり、現実を変える力は持てへんのやで」と言った。

課題は真新しいことは言ってない、主人公の家に元々あった本に書かれてたこと。本を読んだときも、これやったら変われる!って興奮してたでしょ‥って。

本を読んだから、ガネーシャがいるから、”変われる” と思っているということ。要は外側に期待しているということ。

ここは読んでいてとてもぎくっとしたところ。
かつてのわたしもそうだったし、今もたまにそうなりがち。

自己啓発本には成功(変容)へのプロセスが書いてある。著者が経験したことや知識をふんだんに盛り込んでいる。でも、結局のところそれらを”行動”に移さないと意味がないし、そして”継続”しないと”結果”は出ないのだ。著者にとっては1年で結果が出たかもしれないけど、読者のバックグラウンドは様々だから、著者以上に時間がかかる場合もある。そこで結果が出ないからと言って、やめてしまえばそこで終わってしまうんだろうと思う。


10代の半ばから常々「変わりたい」と思っていた。20歳で鬱になり、社会復帰ができたとき変わらなきゃって思って自己啓発本を読んだ。でも変わらなかった。なぜか、かつての主人公と一緒で本を読んだだけで変わった気分になって、わくわくしただけで終わってしまっていたから。

行動に移して、結果が出るまで継続しなかったから。

でもわたしの場合はそれだけじゃなかった。
最初から大そうなことはしなくていいのに、結果ばっか見据えてしまったわたしは早くその結果が欲しくてキャパオーバーなことからはじめたのも良くなかったと思う。変容に限らずキャパオーバーなものは一瞬やるのにもものすごく労力なのに、それを継続するって考えただけで難しいのがわかるのに。

0を1にするくらいでいい。
週1で1時間やるなら、毎日5分やった方が確実に力になる。



知識を得たら、書かれてることをいい意味で疑い、納得いくまで、腑に落ちるまで、やり続けないとそれはあくまで知識のままで自分の智慧にはならない。

本当にわかったことにはならない。

この作業がいちばん大事で、この作業こそが変容の結果に繋がるんだと思う。


自己啓発本はこの世界に溢れかえってる。色んな視点で示してくれている人がいるにも関わらずいまだ尚、変化したい人が溢れてるのはなんでだろう。書かれてることを実行、継続できてる人が少ないってことなんだろう。

人や本に頼ることが悪いことではなくて、その先は自分で行かなければ結果はないんだよ。ということは心得ておかないといけない。。

痩せるとされてるダイエット器具も買ったから痩せるわけじゃなくて、使って運動するから痩せるわけで。
自己啓発本も一緒。買って読んだから変わるわけじゃなくて、書かれてることを実行するから結果が出る。

知識や物はあくまで”道具”に過ぎないということ。
そのあとはすべて自分次第ということ。



ガネーシャは、言ってました。

「もし自分が変われるとしたら、行動して経験した時や。そん時だけや。」

「課題を実行すること」
「さらに、その課題をこれからの人生において実行し続けること。可能な限り毎日、自分の一部となるまで続けること。」

この言葉を胸に刻んで、日々過ごしていこうと思う。


自己啓発本難民な方、はじめての自己啓発本をお探しの方、
なんだかもやっとしてる方、しゃきっとしたい方に是非おすすめです*



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