Hiroaki H. Hatayama, MBA. Ph.D.

Management & Leadership https://twitter.com/H_Hatayama

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最近の記事

「経営」と人の「心」

2021年6月17日のツイートから 仕事で重宝するのはビジネススクールで学んだ理論や方法論。だけど困難な状況に直面する際に役に立つのは、文学や哲学で考察した人間の性(さが)や社会の慣習。個人や社会は論理性だけでは動かないので、単純なフレームワークの結果だけでは失敗する。ファクター(要因)を熟考・厳選して自分で改良する。 経営に関する知識を獲得したければ、かなり詳しく書かれた書物や、丁寧に解説した動画など、いくらでも入手できる。実際に仕事に就いて現場の経験がある人なら、自学

    • 「見当」をつける、問いの持ち方

      2021年11月8日のツイートから 話し方を学ぶ→どんな話をしたらいいかを学ぶ。計算を学ぶ→どんな計算をしたら解決に導かれるかを学ぶ。実験を学ぶ→どんな実験をしたら有効な真理を発見できそうかを学ぶ。 基礎的な研究方法は分野ごとに確立している。人文社会系では、文献のレビューに始まり、方法論を設定し、結果を分析し、解釈を施す。その上で結論を明示し、更なる研究の必要性を示唆する。 実際の活動としては、観察や記録、実験や体験、インタビューやアンケート等を通してデータを収集する。

      • 「チーム」と「メンバーシップ」

        2020年4月17日のツイートから バンドやってた時は、自分のことよりバンドのことを、メンバー全員考えてました。自分のプレイよりもバンドの演奏が認められることのほうが無邪気に嬉しかったのです。 「自分の好きなことでチームやグループに所属すること」が、個人的な成長と社会的な成長を同時に促すと思う。 高校と大学の時はロックバンドにかなりの時間とエネルギーを費やした。「個人」としてはギター担当で、そのスキルアップのため日夜ずっとギターを弾いていた。しかしバンドとなるとそれは「

        • 最大価値を目指す「個」と「全体」の組み合わせ

          2021年9月8日のツイートから 秀逸な部品・部分を揃えて、それぞれの機能を最大限発揮できる相互関係を設計し、全体としての利便性を最大限にもっていく。エンドユーザー視点からのインターフェイスをデザインする。木を見極めながら森を見る。森を見ながら木を見極める。森を管理する視点と森を楽しむ視点。森が依存する大環境も。 Bits and Pieces という言い方がある。「ガラクタ」とか「寄せ集め」という意味。そのままの意味もあるが、実は会話の中で若干の皮肉が入ることもある。「

          安定と変化を求める「飽きること」

          2021年9月27日のツイートから 安定が続けば変化を求めるし、変化しすぎれば安定を求めるもの。でもその安定や変化を求める出所はひとつで、事象に揺れ動く人間の認識と思考。ブレないために学問がある。 大学院で「レトリック」を学んでいる頃、ある授業の教授が言った言葉。「人間はね、飽きるのよ(笑)」。 「飽きる」ということは、それに関心がなくなり、力が宿らなくなるということ。例えば、新しい車を買って、最初の頃は毎週のように洗車して、ワックスかけて。でも1年も経つと?あるいは、

          安定と変化を求める「飽きること」

          「マーケット」に人が集まる

          2020年12月11日のツイートから 需要と供給(Demand & Supply)、ギブ&テイク(Give & Take)の概念を学んで、等価交換(Exchange of Equal Value)のセンスを磨く。双方にとっての解決や満足(Win-Win)になればベストな状態。仕事でも、遊びでも。 外国の都市部にはよく「マーケット・ストリート」という名前の通りがある。その名の通り、いろんなお店が立ち並び、多くの人々が歩きながら店を覗き込む。何種類もの買い物バッグを持ち歩いて

          「マーケット」に人が集まる

          「アセット」を高める

          2020年12月18日のツイートから 最近よく聞く「アセット(asset)」とは資産・財産のことなので、すぐにお金を連想する人が多いが、この語はむしろその人が持っている総合的な強みや力のこと。例えば知識や技術、やる気や能力、経験や体験、そして他者からの信頼や支援。そんな資産をフルに利用して、人はいろんな事を成そうとする。 アセット(asset)とは資産・財産のことなので金融的なイメージを持ってしまうが、この語には「有用なもの」とか「強みや長所」といった意味が含まれる。人に

          「アセット」を高める

          「を」を「で」に変えてみる

          2020年12月13日のツイートから 「を」を「で」に変えてみる。ギターを弾く→ギターで弾く。絵を描く→絵で描く。ダンスを踊る→ダンスで踊る。すると、ギターで哀しみを弾く、絵で喜びを描く、ダンスで怒りを踊る、などとなるから、表現技術から表現対象に意識が向く。 大学で働いていると、学生たちの活動成果を発表する場に招かれる。大学祭や部活動の公式試合、文化系の公演など。つい最近も、吹奏楽団のコンサートや、芸術系学部の演劇の公演に行ってきた。 観てて、「上手いなぁ、上手くなった

          「を」を「で」に変えてみる

          わかった気になる「コミュニケーション」

          2020年6月5日のツイートから 「家に黒猫がいるんです」と言うと、「そーなんだ」って答えてくれますが、うちに来たこともないし、うちの黒猫見たこともないのに、意味だけわかった気になるのがコミュニケーションの問題。実物を経験してないのにね。続きは授業で ^_^ 友達との雑談は楽しい。よく笑うしテンポもいい。たわいもない話なのに飽きない。 「うちに黒猫がいて、家の2階のベランダから飛び降りて、クルマに着地するのよ」といった話。これくらいの内容だと、話を聞いている相手がうちに

          わかった気になる「コミュニケーション」

          自伝から導き出したい実践時の「判断」と「行動」

          2020年6月18日のツイートから 情報はいつでもどこでも調べられる。知ること、理解を深めることは、それについてガイドしてくれる専門家を頼ればいい。しかし人が生み出す実際の「パフォーマンス、実践、行動」は、その場その時の一回勝負。アーティストの表現、経営者の判断、政治家の言動。その実践の成功や失敗から知識は深まる。 最近は読む本を選ぶ時に「自伝」を探すようになった。 以前は自叙伝や回顧録などの「自分で自分のことを書いた本」にはまったく興味がなかった。どちらかというと実用書

          自伝から導き出したい実践時の「判断」と「行動」

          「葛藤」があって、世の中は回る

          2020年5月19日のツイートから: 世の中には様々な葛藤があって、それをうまく言い表す詩人や小説家。葛藤からある種の需要を発掘し解決法として供給するビジネスマン。逆に癒しを与える芸術家。新たな制度に整える政治家。制御する法律家。根本的な解決を探求する科学者。そうやって世の中は回る。葛藤と共に生きるのも悪くはないが。 心の中に迷いが生じるのは日常的なこと。辞書によると「葛藤」とは「相反する欲求が同時に起こり、どちらを選ぶか迷う状態」と書いてある。小さな悩みから大きな決断まで

          「葛藤」があって、世の中は回る