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「チーム」と「メンバーシップ」

2020年4月17日のツイートから

バンドやってた時は、自分のことよりバンドのことを、メンバー全員考えてました。自分のプレイよりもバンドの演奏が認められることのほうが無邪気に嬉しかったのです。

「自分の好きなことでチームやグループに所属すること」が、個人的な成長と社会的な成長を同時に促すと思う。

高校と大学の時はロックバンドにかなりの時間とエネルギーを費やした。「個人」としてはギター担当で、そのスキルアップのため日夜ずっとギターを弾いていた。しかしバンドとなるとそれは「団体」で、他のパートであるベースやドラム、ボーカルと合わせなければならない。バンドでは、個々人の技術を掛け合わせることによって、全体のパフォーマンスを創り出す。

個人は様々な集団(団体)に属しているので、いろいろな社会で生きている。職場もそうだし、家族もそう。あまり前向きになれない団体にも所属しなければならないこともある。

しかし、基本的な社会性の獲得という意味では「好きなこと」で集まっている集団社会がいい。好きなこと、価値を感じていることなので、懸命になるし、あきらめないし、ちょっとした苦しいことも耐えられる。

スポーツの団体。音楽系の団体。特定のテーマに基づいたプロジェクトチームなど。役割を中心とする個人的な知識や技能の向上、そして、チームやグループ、集団としての全体活動や他のメンバーとの協働を通した社会性の獲得。

バンドで、ギターソロの時には、他のメンバーが引き立ててくれる。一定のリズムとフレーズをドラムとベースが奏でてくれ、その上で安心して自由にメロディを弾く。同じように、ドラムやベースのソロの時には、ギターは歯切れのよいカッティングに徹する。

社会活動でも、個人は、個人として脚光を浴びるのではなく、このような他者の協力があってはじめて引き立ち、その状況が成り立つことも理解できるようになる。

そして最終的には、バンド全体で協奏して出せる力に、オーディエンスの反応を通して気づくようになる。これは他のビジネスもほぼ同じ。顧客の反応を通して企業の力に気づく。

ギタリストとロックバンド。クォーターバックとアメフットチーム。開発者と事業部。フロアー担当とレストラン。それぞれの役割があり、全体のパフォーマンスがある。

ロックバンドで得た知見は、仕事に持ち込める。

https://twitter.com/H_Hatayama


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