誰だ?!ドMは?美容師の裏の本音
「嫌よイヤよも好きのうち」
本当かいな。
アレも嫌、これも嫌、と
ここ、
『美容室』という名の欲の世界で
繰り広げられる戯言には、
もう慣れた、いや
聞き飽きた
(時に大変消耗するので本当は避けたい)
聞かされる戯言は多岐にわたる
愚痴は誰でも
大なり小なりあるものだ。
パートナーと別れたいのに
「一人になるのが嫌で別れられない」
と言った
不純極まりない話だの
有給もらって美容室来てるのに
どのお立場なのか
「会社のやり方がなってない」だの
(大抵 大した仕事してない事は会話から丸見えだ)
色々あるだろうとは思うんだけども
大抵よくもまぁ
好きなこと言ってんなーレベル。
それはそれで応援してしまう私は
"そうかそうか、
大変だね頑張ってるね"
と労うも
そういう人に限って!
わかっちゃいるけど!!
感謝の言葉を述べてくれる人は
驚くほど少ない…
(別料金欲しい人程
傾聴は技術だと言う事を知らない)
(無知は時として罪である)
それはまぁ
どうでも良いとして。
それでも私は人として
話をちゃんと聞いて向き合ってあげちゃう
え、もしかしてドMなの?
オブラートに包んだそれを
困ったちゃんたちに語りかける。
(いつもの様に心の中で)
なぜなら
彼女達が欲しいのは
正論ではなく
ただ
共感して欲しいだけ。
(できねーよっ)
(同レベルの人とやっていて欲しいと思う)
たぶん
責任を取りたくなくて答えを出さずにやり過ごし
問題解決しないからまたドツボにハマって問題は雪だるま式
"大変なの私"と
自分に酔ってるだけだし
悲劇のヒロインアピールを
意識的に周りにする事で
己の立ち位置を確立する愚かな方法しか知らないのだろう。
本人たちは「弱者」を名乗るが
間違いなく それは
日本語で「図々しい」と表す事を
またご存知無いのだろう。
結局その泥沼から抜け出そうとしないのは
その中が好きなんだろう。
そして たぶん そのタイプは
ドMというより
エネルギーバンパイヤ
∑(゚Д゚)
である。
うぅう…む 残念だ…(´ー`)
だから私はこうなったんだが↓
ここまで読んでくださる方には
もしかしてもうバレたかも知れませんけどね。
実は我々美容師も人間だから
当然
「キライだわ~(-_-) 嫌だわ~
ムリだわ~(;´д`)」
と思う相手がいないわけではないのですよ。
バレずに上手くやることも
技の一つですから。
きっとあらゆる職種の中でも
相当合わせる能力は高めですよ?
多分。
愛もありますしね。
(なきゃ出来ませんよぉこの仕事は)
でも 人と人って
エネルギー的に無理
ってこと ありますでしょう?
しかし 有難いことに
そして 残念ながら(?)
こちらがいくらそう思っても、
指名が入れば避けることは
出来ないっつー仕事なんです美容師ってやつは。
まぁそれは人気者の証っ(°▽°) !
って事で。
だがしかし
あらゆる方向性が"合わないモノ"に
がっちり技術で照準を合わせ
望みどおりに全力で作って差し上げ、
「帰った・・・」
と うずくまるほどの
エネルギー消耗大試合を仕上げても
数か月先に
指名で予約が入るということは
確かに
喜ばしく誇らしい事だ
これは美容師にとっては正に
あらゆることが合格の証であり、
勝負に勝ったと言っても良い
のではないか?と浮き足立つことでもあるのだ。
しかし
再び身を削るその数時間を思うと 青ざめるのは言うまでも無い。
なんて裏話は美容師だけでなく
接客指名商売なら "あるある"
だろうか。
無論 ここだけの話だ、
内密に願いたい。
個人的には二回、三回と
(わがまま全力試合の)回を追うごとに
技術を認めていただき
(この場合会話も相当な胆力を要する)
相手の心を掴みつつ泳がせつつ
こっそりこちら側のエッセンスを
入れ込んでいき、
仕舞いには
「お任せするわ」と言わしめたいと思って毎度 "試合"に挑んでいる。
どのような場合でも
次回の指名を獲りに行きたくなる
のがプロではないか。
両想いのフリも
求められれば して見せる。
合う合わないは
誰にでもどんな場合でもあること。
他人同士なんだから
初めから合わないことなんて
むしろそれが当然で、
それを受け入れ、
(我慢ではない)
うまくやる術を身に着けこなし、
相手の満足度をあげることは
仕事としても
人間関係作り全てにおいて必要なことだと思うけどな。
だからこそ
初めから合う人に出会えた奇跡に気づき、
感謝できるようになる。
合わせようとしないくせに
分かってほしがる幼稚な人種が増殖していくのが
昨今のブームなんだとしたら
早く衰退してしまってくれと思う。
事実カウントダウンはもう始まっている。
経験を積めば やり過ごし方や
その他もろもろ うまくなる。
なるほど そう来たか、と
受け止めてスムーズにこなす。
その努力をする、してしまう。
見えない傷から
見えない血が流れていても。
そこは数字としても実際見えず
それに「気がつかない人」には評価されることはない
自分の美容師として
人としての誇りを賭けた
その試合に勝つことは、
所詮
"自己満足"でしかない。
指名商売の悲哀、とでも申すのか。
どんな人であれ何とかして
目の前のその人の要望を叶えたい
笑顔で帰してやりたい、
と体中で思ってしまう。
でも、 合わない人は
やっぱり合わない。(笑)
個性強めな私のとこには
良くも悪くも個性強めがやってくる。
評判もありがたいことに良いもんだから
相当やりこんだ「ぎょっ」とする
スーパーハイダメージさんも
とっても多い。
髪の状態をこじらせると言うことは間違いなく 性格も人格も
それ通りになるので
(コレホント)(°▽°)
なかなか手強い相手も少なくはない笑
※だから早いうちからプロに任せて健康に、健全に髪を
保つ方がいいと思います!
"浴びてしまう毒"をモロに受け、
解毒法を持たぬ
若かりし過去のワタシは
毎年胃カメラを飲んだ。
医者が手招きする程
通わねばならなかった。
このまま中堅世代になったら
つぶされる・・
そもそも、なれるのか?と
震えた20代。
それでも
どうしたら状態を良くしてやれるか
問題を重ねる人々に興味を抱き
なんでこんな風になってしまったか
観察を重ね
なるほどそんな考え方もあるのか、と気づきを頂き
私ならどう思うだろうか、なんて
考察を重ね
胃カメラを飲みたくない一心で
自身の思考法を変え
受けた毒は自分で解毒できるようになろうとした。
身を守る為に、ガツンともの言う
姉御肌キャラを定着させた今は
戯言にまみれても
刺すようなプレッシャーをかけ続けられても
「このヒトよく次々といろんなものに(もう何年も同じことを)
文句を言い続けられるもんだなぁ」
など 感心することさえある。
鍛え上げた 相槌 を打ちながら。
そんな年月 日々を振り返り
私の生き方をふと思う。
あれ…?もしかして。
一番のドMは
"悩める子羊達"を
どうにか磨きあげようと、
"それを諦めない私"
なのかもしれないぞ?
と、ハッとした。
あら、
やっだぁ〜んもぉ〜(´▽`)
うふふ
明日も頑張っちゃうぞ!
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