NO.2の育て方 vol.61 ナンバー2育成ガイドブックの活用方法
先日、リリースした『ナンバー2育成ガイドブック』を知り合いの経営者やコンサル業の仕事仲間に配布したところ、
・とてもわかりやすい!
・経営者として耳が痛い!
・頭の整理がついた!
という感想を頂けました。
嬉しいのもありますが、安堵したのが正直な気持ちです。
ガイドブックを制作するにあたり、綿密に構成を考え、わかりやすさを最優先しました。
絶対に押さえて頂きたいポイントに絞り込み、よくわからないカタカナのマネジメント用語などは一切使わず、再現性のない偶発的な要素は除いています。
そして、最も大事なポイントとして、人は理屈だけでは動かないという現実を踏まえて、理と情のバランスを意識して書いています。
人材育成というテーマで陥りやすいのは、相手を自分の思う通りに変えてやろうと考えてしまうことです。
他人から変われと言われて素直に変われる人はいません。変えられるのは自分だけです。この場合は社長です。
ですので、ナンバー2を育てるのに必要なのは気づくきっかけと実践する機会を与え、伸び伸びと仕事ができる環境を整えることです。
社長の立場からすれば、とにかくナンバー2が自分の期待通りに行動できるように変わって欲しいと願うのでしょうが、変えるのは、変わるのは先ず社長からですよという考えで書いていますから、社長にとっては耳の痛い話が多いのかもしれません。
ナンバー2に必要な性質として、素直さ、謙虚さということももちろんお伝えしていますが、社長自身が耳の痛い話は聞きたくないという姿勢では、ナンバー2から心服されることは難しく、「実るほど頭が下がる稲穂かな」で本当に能力、人格に優れた社長にしかナンバー2を育てる上げることはできないと思います。
ナンバー2育成のキードライバーは信頼関係ですからね。
さて、本題に戻って、『ナンバー2育成ガイドブック』の活用方法です。
構成は以下のようになっています。
第1章 ナンバー2が必要な理由
第2章 ナンバー2の役割
第3章 ナンバー2の正しい選び方
第4章 ナンバー2の育て方
第5章 ナンバー2を期待通りに活躍させる社長とは
先ずは全体を読み流して頂きたいと思います。
その後の手順としては、社長自身に棚卸しをして頂きます。
棚卸しの具体的中身は、
こうしたことを社長に行って頂きます。
そのうえで、
これからナンバー2候補を選定するのであれば選定基準に照らして選出し、
すでにいるナンバー2の方に対しては、ナンバー2としての期待と役割をあらためて伝えるプロセスを踏むことになります。
ここから先は仕事の役割分担の話です。
ただし、ただ仕事を丸投げすればいい訳でもなく、ナンバー2に経営目線を身につけてもらわないといけませんので、仕事ぶりに対するフィードバックを社長自身が行う必要があります。
このフィードバックのやり方もガイドブックに書いていますので参考にして頂きたいと思います。
あとは繰り返し繰り返し、仕事を通じて、コミュニケーションの質と量を深めて行くことになります。
自分と同等の経営目線を持てるようになるには数年の歳月が必要です。今日から始めて来月には期待通りの人材になるようなことはないので、焦らずにナンバー2と向き合う時間を大事にして頂きたいと思います。
こうして文字にしてみると難しいことではなさそうに感じますが、異なる価値観を持った人間と同じ目標に向かって歩むというのは簡単ではありません。最終的に問われるのは社長自身の人間性だというのが結論です。
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