ことばと表現力と美術
仕事がたてこんでいる。
繁忙期だからだ。
仕事をしていると、使う思考回路、使う言葉が「仕事用」になっているので、気忙しい。
効率や数字で表現することを好まれる世界だからだ。
だが、もともと好きなのは、真逆の世界。
考えなくても、関わらなくても、動物的には生きられる世界。
美術や哲学の世界である。
もちろんこれらの世界の土台があってこそ、おおよそ健康的な仕事的思考ができるわけだが…。
あわただしいこの時期の、仕事の帰り道に思うのだ。
「表現力は、すこしでも進歩しているのだろうか?」と。
書道は、素養と経験があるからか、すらすらと上達しているが、ことばやその他の表現力はどうなのだろう。
表現力は、内省するちからとも言い換えられるが、深められているのだろうか。
「加齢による疲れ」を理由に、深めていないのでは?
そう思う、2023年の春のはじまりである。