本を読むこと、社会を知ること。
読書の秋
一日一冊が目標
“どうしてそんな本ばかり読むんだい”
君が聞く
“面白いからだよ”
私が答える
ほんとうはね
面白い、で表せるようなことじゃないんだ
日の当たらない場所で生きる人達の存在
フィクションでもノンフィクションでも
その世界で生きる人たちの存在を
知っておかなければならないと感じるんだ
わたしが助けを求めた社会は
わたし達を救えなかった
夜中の相談ダイヤル
無機質な対応
ありきたりな返答
面倒事は勘弁
電話越しだって伝わるんだぜ
自治体も匙を投げ
家族がまず頑張ってください
これ以上何を頑張れってんだ
貴方を殺して
わたしも死ぬしかない
他人事には聞こえない夕方のニュース
社会を動かしているお偉いさんは
社会の暗部など知らず
日陰に生きる人たちの絶望と諦めが聞こえる
いつか小さな声が集まって
大きな声になったら
何か変わるかもしれない
変えていかなければいけない
政権を面白言葉で揶揄するだけで
終わってはいけない
わたしが変らなければ
無知のままではいられない
諦めたくない
あの日の絶望が
今もわたしを動かすのだ
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?