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動きの秘密 合気道、水泳、タンゴから学ぶ身体の可能性


今日は私が最近発見した「動きの秘密」について、合気道、水泳、タンゴ。3つの違うカテゴリーから見えた共通点、そこから見える動きの本質を考えてみたいと思います。



「重力」について考えてみましょう。

重力は空気と同じように人類みな分け隔てなく人間に影響を及ぼしている力です。そして私たちの体重は、地球が引っ張ってくれている重さのものです。この重力、実は動きの源なんです。

物体を高いところから手を離すと下に落ちます。下に落ちるとぶつかり、そこで跳ね返るエネルギーが生まれます。そのエネルギーによって動きます。

例えば、
片足の重さは体重の約15%前後の重さです。
なので両足で30%。
体重70キロと考えると片足約10キロ、
両脚で20キロあります。


その重さを動かすのを想像してください。
10キロというとペットボトル1.5ℓ7本分ぐらい。それを持ち上げるのには相当な力が必要でしょう。

しかし、歩く時この重さを感じられるでしょうか?あまり感じずに足を動かしていると思います。これこそが重力から得た跳ね返るエネルギーを利用した動きの基本です。

タンゴでステップを踏む時、合気道で相手を崩すとき、水泳では腕で水をかくとき、全ての動作に重力を使っています。


「力を抜く」

これ、本当に難しいんですよね。動くときにどうしても力んでしまったり、緊張による身体の硬直など。その時に呼吸に意識をあて、動きと身体の動きを同期させることにより力が抜けてきます。

呼吸の動きを見てみましょう。呼吸は「吸う」と「吐く」の動きでできています。吸うは身体をふくらませ、吐くは身体に緩みを作る。この二つの動作は身体の関節を動かすことができる動きです。なので、呼吸は身体を動かす動きに通じてきます。


呼吸をすることによって体の各部分がスムーズに動く。これは武道、スポーツ、ダンスと身体を動かすことに共通します。


「入り身」

これ、合気道の用語なんですが、実は普遍的な原理なんだと理解しました。合気道の伝説的な達人塩田剛三氏は合気道の最高の技を「喧嘩に殺しに来た相手と仲良くなる。これが最強の技だ」と言い伝えています。これはどんなことなのかと考えたときに、殺しに来た相手に全力で入り身をして受け入れる。そのようなことではないかと思うことがありました。

それは合気道の稽古で手加減無用な技をし恐れられている先生の投げ技を受けた時に感じました。危険な投げ技でも積極的に相手に入っていくと相手への安心感と信頼を感じた瞬間がありました。

タンゴのアブラッソも受け身になるのではなく相手に積極的に入っていくことがとても大事です。

水泳では、バタフライで腕をかき出す前に身体を少し前に動かすと腕がとてもスムーズにかけます。

入り身は上体が先に動くことです。
先ほどあげた重力から得た跳ね返る力がこの上体から動く。このことはエネルギーの効率的な伝達という点で、物理学的にも理にかなっているんです。


「仙骨」

仙骨は背骨を受ける骨。腸骨と一緒に骨盤の一つの骨です。体の中心にあり動きの要となる部分。

この仙骨を意識して動かすと、

武道ですとお辞儀が技になり、
水泳ではふわっと身体を浮かせ、
タンゴではより想像できない
エネルギーを生み出すことができます。


こう考えていくと、人間の体って本当に面白いです。身体は固体じゃなくて、もっと流動的なものであり水のように形を変え、エネルギーを伝達できる。そう捉えると、動きの可能性が無限に広がるんです。

これを、車のシステムに例えると:

- 重力:ガソリンのような動力源
- 仙骨:エンジン、パワーの中心
- 入り身:アクセル、動きの開始と方向付け
- 呼吸:車体全体、全てを包み込むシステム



これらの要素をうまく調和させると、体は驚くほどスムーズに、効率的に動きます。そしてこれはどんなスポーツにも、日常生活にも応用できる原理と私は考えます。


みなさんも、ぜひ日常生活で意識してみてください。重力を味方につけ、呼吸を整え、体の中心から動き始め、仙骨を意識する。きっと、今までとは違う動きの感覚が味わえるはずです。

そしてこれが日々のトレーニングになります。

体の動かし方、ちょっとした意識の変化で大きく変わります。

みなさんの経験や気づきも、ぜひありましたら教えてください。一緒に「動きの秘密」を探求していきましょう!体の可能性は無限大です!​​​​​​​​​​​​​​​​

Abrazo
GYU

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