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第九の使徒
エヴァンゲリオンではない。神の雫に登場したワインである。
ポッジョ・ディ・ソットはビオンディ・サンティとバンフィとともに伝統派ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを代表するワイナリー。ブルゴーニュワイン好きが高じて第2の人生をワイン造りに捧げた元オーナーのピエロ・パルムッチ氏によって1989年に設立された。
最高の環境とこだわりの造りが生み出す甘美な旨みの塊、イタリアの赤ワインNo.1にも選ばれた名品、神の雫の第九の使徒に選ばれたワイン、余韻が絶妙などと聞いており、期待していた。しかし前評判のせいでハードルが上がってしまっていたのか、普段飲まないイタリアワインのためか、はたまた仕事の疲れで麻痺していたのか、平凡なワンオブゼムと感じてしまった。ベリー系の凝縮感のある果実味、複雑な味わいと長めの余韻も、何か物足りなかったかな。