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取り柄などない。ただ、頑張ることが楽しいのだ。
私の趣味は、コーヒーの焙煎である。
火力や時間によって、色も味も風味も変わってくる。
実に興味深いものだ。
日曜日の昼下がり。
午前中にお出かけをして満たされた子どもたちは、テレビやお絵かき。私はキッチンに立って、手網で焙煎をしていた。
大量のチャフを飛ばしながら、考えた。
これを、仕事にできないだろうか、と。
今後の目標をカフェ開業としているが、資金を貯めることも物件やその他様々な什器等を用意することも、おそらく時間がかかる事だろう。
まずは、手の届く範囲で、始めてみたい。何かを。
常々そう思っていたのだが、これではないだろうか。
オンラインショップで自家焙煎コーヒーを販売する。
簡単だとは思わない。だけれども、ここを頑張ることで、確実に目標に近づく。
人より秀でたもの、誇れるスキルなど、私にはまるでない。
他人の顔色を優先し続けていた人生から、去年一気にマインドが変化した。
いかに他責思考であったかを思い知らされ、過去を恥じた。
できるできないの話ではない。やるかやらないか、だったのだ。
どんなに考えが未熟だったとしても、やってみてから言いたい。甘かった、と。
大勢の人を喜ばせられるような大きな力はまだない。けれど、身近な人、まずは我が子を喜ばせたいのだ。母が生き生きと楽しそうに過ごす姿を、子どもたちに見せたいのだ。