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【餃子メシ】カルボナーラ研究所
実は私は国立カルボナーラ研究所の所長兼研究員である。
なんてものはもちろんなくて、ただ子供の頃からカルボナーラが大好きだった私の、これまでに最適解を探し、様々なレシピを参考に山ほど作ってきた研究活動についてお話をしましょう。
ボウルに卵液を作っておき、茹でたパスタを焼いたベーコンと和え、温かいうちにボウルに入れて余熱で仕上げる方法が失敗もなく気に入っていた。それこそ子どもの頃でも失敗なくできたので簡単間違いないやり方だと思う。
フライパンで仕上げるやり方では、どうしても卵に火が入りすぎてもそもそもになるのでもうやらない!と失敗する度決別を宣言してきた。しかし、間を空けるとなぜかその宣言は簡単に翻され、結局また失敗して高らかに決別宣言する、を繰り返していた。
とんだポンコツ研究所である。
しかし、そんなポンコツ研究所ことカルボナーラ研究所は正解を見つけた。
さて作って行きましょう!
材料(1人分)
◎卵液
全卵 1個
粉チーズ 40gくらい
(またはピザ用チーズ)
味の素 3振り(お好みで)
ベーコン(短冊切り)2枚
ニンニク(みじん切り)2かけ
オリーブオイル 適量
白ワイン 大さじ1
パスタ 80~100ℊ
まず、お湯を沸かし塩を入れてパスタを茹でます。お好みに寄りますが最近はよく茹で派なのでのんびり茹でて参ります。
さて、その間に色々準備します。
まずは、卵液を作りましょう。
器に全卵を溶き、粉チーズ(又はピザ用チーズ)、お好みで味の素を入れてよく混ぜます。
今回はたまたまパルミジャーノチーズが値引きされていたので削りました。よくやるような口ぶりで書きましたが、初体験です。ふわふわでした。
味の素論争はいつまでも止むことを知りませんが、卵に合わせるのが結構好きです。とはいえ、チーズは元々旨味の強い食材なのでこればかりはお好みです。入れても入れなくてもいいです。私は入れますが。
続いて、火をつける前のフライパンにオリーブオイル(とかラードとかサラダオイルとかまあ何でも)みじん切りのニンニクを入れて弱火で火をつける。香りが出てきたらベーコンを入れてさらに炒める。
目安は、カリカリになってパチパチ爆ぜだすくらいまで。(恐怖と隣り合わせの作業です)
爆ぜだしたら、すかさず白ワインを入れ、フライパン内の旨味をこそげ落とす気持ちでアルコール分を飛ばして火を止めます。
パスタが茹で上がったら、ベーコンのフライパンの火を再びつけます。その時極極極極とろ火、フライパンに触れるか否か、ってギリギリの線で。
パスタを入れて、先ほどの旨味ワインを吸わせる感じで混ぜ混ぜ。
全体に良く混ざったら、卵液を投入。この写真の通り、ここからは時間との闘いです!
菜箸でぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる絶えずぐるぐるぐるぐるぐるぐるです。すると、卵に火が入り、チーズが溶けてきていい感じのトロリが出来上がります。
お皿に盛りつけて、黒胡椒をちょっと信じがたいな?ってくらい振ってください。黒胡椒の消費が半端ない餃子家です。
と、今のカルボナーラ研究所の最適解はこれになります。
粉チーズやパルミジャーノなんてのは全く常備されていない我が家では、ピザ用のあの小さな細長のやつでよくやりますが、遜色ない出来です。
卵黄だけで作れば更に濃厚で美味しいでしょうが、お家では食品ロスを考えると全卵でも美味しくいただけます。
味付けは、パスタを茹でるときのお塩、チーズ、ベーコンの塩気を利用するので基本的には何もしなくてOKです。
今のところ、ここはお店かしら?といいながら食べております。
あ!今回の付け合わせはカリフラワーのポタージュです。カリフラワー、半額商品でございました!(またかい!!!!)
おわり