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SCP-035〜037

サムネだと全体写らないのでこちらで…

SCP-035

アイテム番号:SCP-035
オブジェクトクラス:keter

説明: SCP-035は喜劇で使われる白磁の仮面のように見えますが、時に悲劇の仮面へと変わります。この際には、SCP-035の写真、映像、イラストなどを含むすべての既存の視覚的記録が自動的に新しい外観を反映するように変更されます。

SCP-035の目と口の穴からは高い腐食性と変性性を持つ粘性液体が絶えず滲み出しています。この汚染液体に触れたあらゆる物質は、物質の種類に依存した速度でゆるやかに崩壊し、元の汚染液体と同様のものへと変化します。ガラスはこの腐食の速度が最も遅いように思われるため、それと直接接触するケースの材質として最も適しています。生物による接触でも同様の反応が発生し、腐食部分が回復することはありません。液体の起源は不明です。液体は仮面の正面からしか発生せず、裏側からの発生は確認されていません。

SCP-035から1.5~2メートル(5~6フィート)に近寄るか、視覚的な接触を行った被験者は、それを顔に装着する強い衝動を感じます。SCP-035が被験者の顔に装着されると、本来の脳波にSCP-035由来の脳波パターンが重ね合わされ、被験者に脳死をもたらすことで事実上殺害します。その後の被験者は、自身はSCP-035が有する人格であると主張します。”取り憑かれた”被験者の肉体はかなりの速度で衰弱し、最終的にミイラ化した遺体とほぼ変わらない状態となります。被験者の身体構造が重大な損傷を被り、遺体が文字通りに腐敗して機械的な動きが不可能な状態となっても、SCP-035は肉体の意識的な制御能力を維持し続けることが実証されています。人間以外の動物の顔に装着された場合には、この現象は見られません。

SCP-035との対話では有益な情報が得られると証明されています。SCP-035が重要な事象であったと主張する多くの情報の中から、研究員は概して他のSCPオブジェクトやその経歴に関する様々な詳細情報を学んできました。SCP-035は非常に知的でカリスマ性に溢れ、全ての人に愛想よくお世辞を用いて接します。SCP-035は適用されたすべての知性と適性テストにおいて上位1パーセントの成績を修めており、一度見たものを完全に記憶する写真記憶力を有するようです。

しかし心理分析により、SCP-035は高度な人心掌握能力を持ち、対話する担当者の精神に突如として重大な変化を起こさせることが可能であると判明しました。SCP-035は極めて嗜虐的な嗜好を持ち、被験者を自殺させたり、自我をほぼ欠いた操り人形に変えたりすることを言葉だけで行います。SCP-035は人間の心の働きに関して詳細な知識を有すると述べており、十分な時間が与えられればあらゆる人間の意思を変えさせることができると仄めかしています。

だそうです。近づくと人はこの仮面をつけようとして死んでいくと…。収容が大変ですねえ…

SCP-036

上記の通り。

アイテム番号:SCP-036
オブジェクトクラス:safe

説明: SCP-036には、サイト-22A(北イラクのモースル地方にある小さな空港)とサイト-22B(サイト-22Aで乗車する乗客の目的地)の土地も含まれています。SCP-036の鍵となる構成成分は:

  • 『到着便』-9月23日の夜明け前にまもなく到着する、乗客を載せる飛行便(年ごとに種類も型も違っている)です。それは、サイト-22Aの半径約30-40kmの地点でレーダーに表示されます。それが着陸した時、『巡礼者』が便から出で、ターミナルに入ります。クルーがこの便から降りてきた事はありません。マスクを付けた操縦士と副操縦士のみが観察されています。便は巡礼者が降りると、離陸の許可を待たずにすぐに飛び立ち、着陸の際に名乗る事もしません。

  • 『巡礼者』-『到着便』から降りてくる、『kiras guhorîn』を受けていると言われているヤジディ教信者の人々です。毎年彼らは検査され、以前にもう死亡しているヤジディ教の様々な人々と照らし合わされます。この照合は出生証明書、パスポート、特殊知識の質問、そして可能ならば指紋も使ってなされます。巡礼者の多くは友好的かつ平和ですが、それでも多くの巡礼者はkiras guhorînの詳細を渋々ながらにしか語ってくれません。これまでに家族や友人をそれとは認識しない様を見せ、もしくは短期記憶から通常分かる物を越え、どんな情報でも思い出す事が出来ていました。9月23日の夕方前に、彼らは巡礼を始める事は重要だと力説します。その際、彼らは『巡礼便』に列をなして行進した後便で飛び立ち、再度合間見える事はありません。

  • 『巡礼便』-SCPの人々により『巡礼者』を送り出す為に造り出された、訓練を受けた乗務員のヤジディ教の聖人が乗っている便です。乗務員は、例のごとく巡礼の細部やkiras guhorînは実際何なのかという事については語りません。機内機構のSCP機器は最適ですが、しかしそれでも記録のデータからは毎年少ししか巡礼の理解を深める事が出来ません。便は7日間飛ぶにも拘わらず、乗務員と記録のデータは少ない日数しかカウントしていません。異常な物は何も観察されていないにも拘わらず、記録機材とカメラからその日々は失せています。便はレーダーから消え失せ、目視もサイト22Aから約50-60kmの時点で、10月1日に朝日が昇る頃まで出来なくなります。

  • サイト-22B-『巡礼便』の目的地で、滑走路と[削除済]の座標に存在する一つの建物から成る小さな空港です。この空港は『巡礼便の乗務員』と飛行便のカメラからでしか観測できません。空港は衛星写真には写らず、徒歩で辿り着こうとする試みも、一度悲惨な出来事を起こしただけでした。カメラでこの地域に焦点を当てても、普段は蜃気楼のような視覚的影響のある地面からの熱が飛行便から数ダースメートル以上に掛かるので、撮影が上手く出来ません。SCP偵察機による数週間の巡礼前の空港での低空飛行により、未開拓地と古い石像らしき物が存在している事が明らかになりました。1990年代に、SCP機動部隊シグマ-4が巡礼の時にサイト22Bに近づこうと試みました。接近するにつれ、通信は途絶え機動部隊は二度と見つかりませんでした。7日の巡礼の間に探索を試みる事が提案される事は一つとしてありません。

元々、モースルのヤジディ教信者について話すクルト人は、密かに彼ら自身で巡礼を行っていました。東からの巡礼者は、ヤジディ教の聖人に背後から付き添う、ラクダに乗りマスクと武装をしている護衛によって導かれます。聖人達は、後に東の巡礼者を、彼らがヤジディ教の信者に『転生』する為に待つ彼らの『死の土地』に連れて行くのだろうと説明されています。『kiras guhorîn』とは、クルト語で直訳すると『外観変化』であり、ヤジディ教信者のまだ劣った魂が受ける転生の信義だといった説明を以前受けました。実際にその巡礼儀式が秘密裏に成される間、象徴的な巡礼儀式と『kiras guhorîn』が、毎年この時点で他のヤジディ教信者によって行われます。

1960年代の間、クルト人と回教徒による用地買収やトルコ人の襲撃、イラク政府の懲罰法により、ヤジディ教徒の活動や慣習は制限されていました。当時の財団がそこに介入をして、SCP便がある地域の空港施設に無制限にアクセス出来る有利な条項を結ぶ為に援助をしたいと申し出ました。するとほぼ即座に、東の巡礼者を乗せた謎の飛行便が地方の空港に着陸し、その上目的地に秘匿され、接触の困難な空港が出現しました。

都合がいいように行われる謎宗教の謎巡礼。何もかも謎。危険性は特にないということです。

SCP-037

アイテム番号:SCP-037
オブジェクトクラス:Euclid

説明: SCP-037は、北磁極の近くのボーフォート海で19██年に発見されました。激しい電磁気の干渉がアラートのカナダ軍基地(Canadian Forces Station = CFS)から報告され、その後に非常にまぶしい物体が空から海の方へと落下しました。財団が所有するGuardian号が出港し、水面から約200m上空を不規則な軌道を描きつつ揺れるSCP-037を発見しました。収容手段が考案されるとすぐ、研究目的でサイト-32へ輸送されました。

SCP-037の外見は直径5cm(2インチ)の星で、光度は太陽の1×10-12倍、表面温度は約5,000Kです(UBVRI分析による測定)。SCP-037の年齢と起源は不明ですが、核反応の不規則性は注意深く監視されています。SCP-037に一般的な星の形成や進化の理論が適応できるか否か不明ですが、スペクトル解析及び既知の天体との比較により、(その非典型的なサイズ以外は)赤色巨星へすみやかに移行する典型的な星であると分かっています。SCP-037は北磁極経由で地球の磁気圏に進入したと思われます。

SCP-037は強力な電磁石を用いて収容あるいは輸送されてきました。SCP-037は、自身の磁場と電磁石の磁場が平行となるように配置を変えます。収容の最も困難な点は強力な電磁波放射です。この放射があまりに強力であるため、肉眼でも地球高軌道から容易にSCP-037を視認できました。現在の収容施設は地下深くに位置しますが、これはSCP-037の存在が察知されることを防ぎ、周囲の岩盤への放射による冷却を容易にするためです。設備全体および地殻の一部が、実質的には巨大なヒートシンクとして機能しています。

研究を行ってきた█年の間、放射される電磁波がシフトしてきているため、SCP-037は大幅に加速された恒星進化の途上であると考えられています。もし標準的な恒星モデルに照らし合わせるならば、近いうちに半径が100から300倍に増大し、それに付随して放射エネルギーが増加するでしょう。これが原因で起こるであろう緊急事態について、徐々に研究がおこなわれています。星のライフサイクルがさらに進むと、最終的には超新星爆発が起きて███████████が生成すると推定されています。当該事案は███████████頃に発生すると外挿法により予測されています。SCP-037の進化を阻止する、もしくは事案が発生する前に地球から安全な距離だけ離すための研究が進行中です。

ただの小さな星です。それだけ。ただ、太陽より暑いし強い光を発しているし、結構危な目の星ではある。よく輸送する時融けなかったですね!?

いやー今回やっと本家だけ出かけたので、自分自身かなり安心しています。結構、画像がついていない(それがほとんど)なので、イメージ画像を持ってくるのも大変なんですよね。(まあいつもfandomだけど)それではこの辺で!あ、画像をつける意味は、つけないと悲しいからです。

出典:


本家様

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