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人は何度でも生まれ変われる

皆さん、こんにちは。
第5回は宮崎県より吉田が務めます。

皆さん、人は死んでから生まれ変わるのだと思っていませんか?
人は苦しい、辛い、逃げ出してしまいたいと思い、「今」を生きることを諦めて来世や未来に期待するものです。

時は鎌倉時代。人々は天災、そして大飢饉により大変苦しんでいました。
この鎌倉時代の「大飢饉」では天候不順による農作物の収穫量の減少のため、わずかに残った備蓄穀物を食べ尽くし、全国的に餓死者が続出しました。厳しい飢餓で人々は死に絶え、人口の3分の1が失われたと言います。

当時の方々は現世での生きる事を諦め、西方浄土の阿弥陀仏(別世界・別次元の仏様)に「来世で幸せになれますように」と祈り、念仏を唱え、自ら命を落とす人が多くいたそうです。


「今生きることを諦め、自ら命を絶つ」なんて当時の状況を考えると人々はそれほどまでに生活が追い込まれていたことが想像できます。
しかし、現代においても同じような苦しみを抱えている方も、もちろんいるでしょう。そんな時代に「今を生きなければだめだ」と皆に希望を与えたのが日蓮大聖人であります。


日蓮大聖人は「妙とは蘇生の義なり」と仰っています。妙法蓮華経の「妙」には、生まれ変わるという意味があります。実のところ、人は日々、刻々と生まれ変わっているのです。1分、1秒で細胞は生まれ変わる。1ヶ月で血液は生まれ変わる。1年で骨まで生まれ変わります。日々、私たちの体の組織は生まれ変わり死に変わりを繰り返しているのです。


そして、南無妙法蓮華経を唱えることは心を生まれ変わらせることとなります。
今の自分を変えたい方、生まれ変わりたい方は法華経に説かれる教えを実際の生活に反映させ、さらにお題目をお唱えしていく生活をすることで身も心も生まれ変わることが出来るのです。


つまり、今あなたが生まれ変わりたいという思いを発生させ行動した時点で人は何度でも生まれ変わることが出来ます。
簡単なようで難しいことですが、身体は日々生まれ変わっているのですから、あとは心を生まれ変わらせることが出来れば、きっとあなたの生活も変わることが出来るでしょう。


そんな心豊かな生活を目指す生き方をこれから発信していけたらとも思っておりますので、「フォロー」「スキ」を宜しくお願い致します。

合掌 !!!!

宮崎県 龍雲寺 吉田憲史

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