ライブ告知を考える前に、売りにするものをまず見直さないとダメじゃないですか?
生意気な話をするの33回目です。以前まとめられていた「#有効なライブ告知方法について考えるのまとめ」について思うところ有ったので本日はそちらを。
https://togetter.com/li/370923
ぶっちゃけほとんど効果ないと思うんです。興味を持ってもらえている前提のものが多くて、実際には興味を持ってもらうにはどうしたらいいかをまず考えるべきではないかなぁと。順序が逆だと思うんですよ。
本当に知りたいのは「来てくれそうな人を直接誘う方法」じゃなくて「来てくれそうな人を増やす方法」ですし、「会場にいるお客さんにフライヤーを配る」ではなく「会場にいるお客さんを増やす方法」だと思うんです。
ドリルを売るには穴を売れというマーケティングの格言があります。ライブの場合、ライブをやりますよはドリルの宣伝そのもので、穴の宣伝しないとダメですよね。原則としては非日常空間でストレスが発散できる場所だと思うんです。楽しそうと思ってもらうために何に取り組むかが抜けてますよねと。
正直ほとんどスパムの領域から出てないと思うんです。何らかの形で合意や許可が出ているのでマシという程度で。内容としてはライブやるからお金下さいでしかなくて。取ろうと思ったらまず与えないと。
ライブ以外の場所でお客さんを楽しませていないと正直無理だと思うんです。お腹が空いたからご飯を食べようというような体が突き動かすこともありませんし、電球や洗剤のように劣化や不足して生活が不便になるから補充が必要というようなものではありません。最近曲聞いてないなぁは、聞かなくても生活できるなぁに結び付く方が多い訳ですから、自然と足が向くような待ち構え方をしても無理ですよね。発見してもらうためには発見してもらう努力が必要ですし、その為には先日書いた舞台への昇華が必要ではないかと考えます。
自分自身に興味を持ってもらえたら、この人のライブ面白そうとなって見に来てもらえますよね。でも全然知らない人からライブやりますからお金と時間をくださいと言われても、は? としかならない訳ですよ。
本来であればバンド単体のコンセプトの時点でこのバンド面白そうとならなければならないんですが、殆どのバンドがそんなもの達成できてません。作品にしても社会風刺などで物議をかもすような内容でもなくだいたいが普通ですから。バンドで勝負が難しいのなら新しく作るか、別の分野で個人的な勝負を積み重ねる他ないと思います。
で、バンドを新しく作ったとしてもバンドの勝負は工数がかかるので、いずれにせよ小規模な勝負を沢山積み重ねて勝つためにはどうしたらいいのかの実験を個人レベルでやっておく必要はあるように思います。来るべき大勝負の為にも。単にバンドにフィードバックするだけの話ですので。
もちろんバンド単位での勝負、コンテストに出してますなどはどんどん発信すべきと思いますが、その発信をより効果的にするためにも、常日頃から何でもいいから勝負している姿をお見せしておく必要はあると思います。可能な限り毎日。
自分の意見を発信するにあたっては先輩後輩などの上下関係とかに気を遣う必要は無いと考えます。特に政治的な話等で遠慮して引っ込めている部分が有るのなら、そこはあえて足を踏み入れるべきです。お互いの主張が違うからと言って壊れるような関係なら最初から大したことありません。
また、政治の話題は基本的には多くの人の人生が係るものですから単にメシの話をするよりは見てもらえる機会を増やしやすいはずです。なぜか作家は左に寄る人が多いのですが、とりあえず反対するのがロックだとか賢そうに見えるとかそういう錯覚資産に頼った結果かと思いますので、遠慮することはないです。その結果議論が深まるなら良い事だと思いますし。
とにかくいくつもの手段、自分自身を売り込んでライブというドリルを売るための穴をいくつも作ることが肝要かと思います。応援したいと思ってもらえる事。そのためには失敗などの恥も適度に公開することが大切だと思います。拙い考えでも発信して、叩かれたり反省したり突っぱねたりともがいている姿を見てもらうべきです。出来ない人だけど達成しようとしているから応援したいと、そう思うのが人情です。
応援してくれている人に向けての発信を考えても仕方ありません。応援してくれる人はちゃんと見に来てくれますからね。応援してくれる人が見たいのは、挑戦している姿ですから。本日はここまでです。7/19にリスク背負ってバンドマンさんにバックを出すライブをやります。数年続けるつもりですのでtwitter等での応援、フォロー、noteのご支援いただけましたら幸いです。
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