読書 ギデオン -第九王家の騎士-
面白かった!
しかし、読み手を選ぶ物語ではあると思います。
これは、シリーズ構成の第一作目であり、第九王家の話がこの後続いています。まだ、日本では後続は発売されていませんが、とはいえ、この上下巻だけでも十分完結して楽しめる話です。
異論はあると思いますが、個人的には、いわゆるラノベに近い雰囲気を感じました。とはいえ、読みにくい部類になると思いますが。
第九と書いてある事で想像できますが、第一から、九つの王家が集まります。ええ、ゼロからではありません、わかりましたね?
ネクロマンサーと騎士の組み合わせ、中世ヨーロッパのゴシック調が、いやではなく、LGBTに抵抗がなければ、楽しめます。
主人公となる騎士のギデオンが魅力的だと思えるかどーかが、この物語を楽しめるかどーかだと思います。ギデオンの愚かさや矛盾や強さを好ましいと思えたなら、登場人物の多さや、それぞれの個性の強さゆえの混乱や、何よりバディとなるハロウハークとの確執と和解も楽しめるはずです。
謎は多く残っていますし、続編への期待は高まります。願わくば、最後まで楽しめますよーに!
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