前回の音声配信日記#1では、20年4月にコロナによる緊急事態宣言で引きこもりになり、オンラインミーティングばかりで落ち着かない。散歩ばかりしていた。そんなお話を書きました。写真は散歩での一枚です。その年に入学した経営大学院も入学式から授業から何から何までオンラインに切り替わってしまいました。当時のSNSでは”1人での旅立ち”を書いています。 音声配信番組県外に出られない。そもそも自宅の周りを離れない。そんな状況でした。桜から新緑に変わると、景色も単調に感じます。散歩は行き場
「なんだろう。この気持ちの辛さは。」 20年3月のある夕方、1日向き合ったパソコンから離れる。今日も一日、同じ風景。その日のSNSへの僕の投稿はこんな文章だった。 きっかけ 2020年の春。コロナが僕たちを襲い、完全テレワークの日々。そこにはオンラインで人に会うことにポジティブな僕とネガティブな僕がいた。 存在感覚が喪失しているように僕は感じた。オンラインは、僕の存在を希薄化してしまっているようだった。だから、僕は近所を、毎日散歩するようになった。 外は寒さが残る春
ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー紙6月号の論文から、「パーパスは経営者が現実逃避するための手段ではない」を取り上げます。サイバーエージェントの藤田社長へのインタビュー記事です!なんのためにパーパスの設定が必要なのか?の問いにリアリティを持って答えてくれる記事でした。あたらしい概念に飛びつく前に、考えたい問いでした。 https://www.dhbr.net/articles/-/8555 本インタビューの概要 自分の仕事を通じて社会に貢献している実感を社員は切実に
ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー紙5月号の論文から、謙虚で共感力の高いリーダーに変わる方法を取り上げます。権力を握るということは、責任を負い、変化を牽引することです。しかし、自己注目と傲慢さいう二つの罠に足を取られる落とし穴があるとの説明でした。僕自身、傲慢さについて感じたことがあるため、取り上げました。 https://www.dhbr.net/articles/-/8511 本論文の内容 権力にまつわる二つの罠 傲慢さと自己注目がもたらすリスク 謙虚さを身
本noteでは、企業価値評価(第7版)の第3章をまとめました。第3章の内容は以下の通りでした。 成長率、ROIC、キャッシュフローの関係 価値創造におけるROICと成長率のバランス 実例 経営に対する意味合い ROICと規模を包含したエコノミック・プロフィット 企業価値不変の法則 価値創造の数理 ROICと成長率に重要なのはなぜか? 図1から僕らが注目しているフリーキャッシュフロー(Free Cash Flow:FCF)はその年の税引き後営業利益(Net O
本noteでは、マッキンゼー&カンパニー著、企業価値評価(第7版)について僕のまとめを書きたいと思います。第2章では、リリー・ドレス社という簡単なモデルを使い、価値創造の基準になるROICと営業利益額や成長率、資本コストとの関係を明らかにし、ファイナンスの要点に答えるものでした。 リリー・ドレス社の創業期 新業態への挑戦 ROICの最大化に努めるべきか? 株式公開の準備 事業拡大と経営管理 教訓 結局、どの指標が何が大事なのか? キャッシュフロー(CF)に関係
ダイヤモンド・ハーバード・ビジネスレビュー、2022年5月号の「リーダーシップの転換点」特集の中の「リーダーシップの転換点:部下の管理監督から成長支援へ」の論文について、勉強会をしたので感想をまとめてみたいと思います。論文の構成は以下でした。 マネージャーの役割を時代に合わせて再定義する マネージャーの仕事を変えた四つの大きな波 新しいマネジメントのモデル 大勢のマネージャーに新しいスキルを身につけさせる プロセスとシステムを再設計する マネージャーの役割を分割す
本noteでは、マッキンゼー&カンパニー著、企業価値評価(第7版)について僕のまとめを書きたいと思っています。第1章では、資本主義の中心である株主価値の創造のエコノミクスと評価のプロセスを学ぶことの動機となる、2022年の現代資本主義が抱えている論点が列挙されていました。 株主価値を創造するとは? 根強い短期志向? 株主資本主義ですべては解決できない? ステークスホルダーの利害は一致させられるか? 価値創造を忘れることの危険性は? 本書について この価値創造の基
ぐるぐるすずきです。第2回目はいきなりですが真面目に話題の新しい資本主義を研究したいと思います。今回はいろいろな資料を読んでみました。 そもそも、新しい資本主義とは一体どんなものなのでしょうか?官邸のコメントを読んでみました。 成長と分配の好循環と言えそうです。では、海外メディアはどのようにコメントしているのでしょうか? The Economist、BBC Newsをとりあえずピックアップしてみました。 野村総合研究所の解説は、市場原理と政府主導との対立軸としているよう
初めまして!ぐるぐるすずきです! まとまった内容の発信って怖くてしてこなかったのですが、今回noteという場で、好きなモノだったり考えているコトだったりを少しずつ発信、深掘りできたらと思っています。写真は2015年4月のHelsinkiの朝焼けです。時差ぼけでぜんぜん寝れなかったけどいい天気出会えた!海外の朝のすてきな思い出の一枚です。 そもそも、あなたは誰ですか?ですね。自己紹介をします。わたしを特徴づけることの一つ。それは研究者です。みなさんは、研究者ってどんなイメー