「なんだろう。この気持ちの辛さは。」
20年3月のある夕方、1日向き合ったパソコンから離れる。今日も一日、同じ風景。その日のSNSへの僕の投稿はこんな文章だった。
きっかけ
2020年の春。コロナが僕たちを襲い、完全テレワークの日々。そこにはオンラインで人に会うことにポジティブな僕とネガティブな僕がいた。
存在感覚が喪失しているように僕は感じた。オンラインは、僕の存在を希薄化してしまっているようだった。だから、僕は近所を、毎日散歩するようになった。
外は寒さが残る春。ただ、さくらが咲き、そして散る。僕が籠っていても、季節は確実に進んでいく。
つづく。