見出し画像

おはよう【SS小説】


寒さに耐えるため布団にうずくまる朝。
わずかに聞こえる「おはよう」の声が頭の中を反芻する。
なんて心地が良いのだろう。
この一瞬が永遠に続けば良いのに。
声にならない思いを心で呟きながら
この心地良さにもう一度眠ろうとする。

「いつまで寝てるの!」と言う声と同時に布団を捲られる。
いつものお決まりのパターンに幸せを感じながら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?