火薬戦隊ダイナマンの夢野博士のお話
訂正、科学戦隊ダイナマンでした・・・爆発!(゚∀゚)
<火薬マシマシの源流>
私が小さい頃にやってた特撮番組ですね。
戦隊もののお約束として戦隊を組織した博士が出てくる訳ですが、ダイナマンにおけるその役割を担うのがこの夢野博士なんです。
<劇中最強キャラを兼ねる人はこちら>
もうかなり記憶が朧げなんですが、この夢野博士がとても魅力的なキャラクターなんですよ。
普段は愉快な発明おじさんの顔なんですが、事態が急変するとあっという間に冷静沈着な司令官の顔に変わります。
さつまいものガスで走る焼き芋汽車に跨り子供達とシュポシュポやってる(笑)かと思えば次の瞬間にはピシッした司令官の立ち姿なんですよ。
↓
ここで大切なことは愉快な発明おじさんの顔は隠れ蓑ではなく本当の姿で、司令官の姿もまた過去の後悔にけじめを付ける為の決意の姿なんですよね。(記憶が古すぎて間違っていたらごめんなさい)
夢野博士を演じられたのは島田順司さんで、この方は燃えよ剣(1970年)やそれ以前の新撰組血風録 (1965年)で沖田総司を演じられており「沖田といえばこの人!」的に当時は凄い人気だったそうです。
(夢野博士は剣の達人という設定もあるのですが・・・いろいろニヤリとさせられます)
まぁ僕らの世代だとはぐれ刑事純情派でやっさん(藤田まこと氏)にチクチク小言を言って皆に白い目を向けられる「上にへつらい下に厳しい」小物な刑事課長(川辺精一)なんですが(笑)
それでも全シリーズ(444話らしい)に登場している時点で作劇上重要且つ映像内ではともかくとして、視聴者からの安定した人気があったのではないかと思います。
島田さんは情けない(というか悲哀を感じさせる)役回りがとても上手いのですよね。私は特にはぐれ刑事ウォッチャーでは無かったのですが、偶然観た回で島田さん演じる川辺精一が普段は欠片も見せない刑事魂をこれでもかって程披露してました。川辺精一ってキャラクターは一見小物臭溢れる感じなのですが、市民を守る警察官って立ち位置だけは(恐らく)全シリーズ中一度もぶれてない筈なんですよ。本当に小物だとしたらあの山手中央署には居場所がないでしょうし。
途中で話題が「はぐれ」ましたが(;´Д`)夢野博士というか島田さんが演じるキャラクターは人にはいろんな顔と信念があって、表面をなぞっただけでは完全に理解はできない事を画面を通して子供達に教えてくれたのだと思います。
<次のお話>
<前のお話>
<サブカルざんまい>
サブカルチャー的なものを中心に緩く語っています(゚∀゚)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?