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21歳初東京食生活⑥鴨のコンフィラタトゥイユジャージー牛肉カオソーイサンドイッチ

 地方大学生から見た東京のわくわく食記録です。

Bistro Le Cake(中央区新富町)

 このビストロでいただいたのは鴨のコンフィとフライドポテト、シェフの相談パスタ。天海祐希さん主演のドラマ「Chef~三ツ星の給食~」(2016年フジテレビ系列)を観てから、理由はなしに鴨肉のコンフィに憧れていました。ついにその憧れを食べる日がやってきたのです。

鴨のコンフィとフライドポテト
付け合わせはマスタード

ワイルドな見た目と思えば、丸いお皿に半月型のフライドポテトが添えられています。お皿とじゃがいもの丸と〇のバランスが良い。香草がちょこんと載った素敵な一皿。コンフィは、パリパリの皮からツヤツヤジューシーで臭みが少なく、7年間の憧れそのもの。
(一言メモ:最近おしゃれなお店に行くと、必ずフライドポテトは小さな半月型じゃがいものような気がします。契約している農家さんの商品にならない規格外野菜をそのように使っているのだったらぜひとも推したいです。)

こちらは人気の「相談パスタ」
シェフとその日の食べたい系統、気分で相談するスタイルです

AMINIMA(外苑前)

 外苑前にあるフランス料理のビストロ。この日は大学でお世話になっている先生とご一緒しました。入って早々、おとなりで開催されていた素敵女子会。
(先生)「あ、女子会だ」
(私)「私たちも女子会ですよ~」
それはそれは楽しくおいしい夜でした。

お野菜の甘味がトマトの酸味で引き立てられている季節のラタトゥイユ。クタクタになりすぎず、お野菜の生命力感じる食感がほどよい。このような素材が生きた、特に野菜らしさの残る料理が好きです。
普段の料理では、飴色になるまで炒めるとかいう自分なりのセオリーにこだわってしまいます。「自分の作りたい料理」の場合はそれでいいのですが、これからは「素材に合った料理」を作りたいし、食べてみたいです。

そうそう、この日のディナーの目的は何と言ったって「ジャージー牛をいただく」だったのです。先生がこのお店を選ばれた理由は、お肉の卸の荻澤紀子さんが取り扱われたお肉をいただけるからだそう。私も産地や酪農家さんだけではなく、卸の方のファンになってお店を見てみたいものです。

すね肉のロースト

食べると不思議とミルク感があって、獣感が皆無。まず、すね肉のローストは、プルンプルンなコラーゲンを感じますが、赤身の多いあっさりしたお料理です。脂身の苦手な方(私)にはぴったり。長時間煮込んだ腰まわりのお肉とリゾットは、力をいれずともほろりと口の中でくずれ、名残惜しいほど早くお口から無くなります。

長時間煮込んだ腰まわりのお肉とリゾット

実は獣感のある牛肉を近頃避けていましたが、史上最高においしかった!それが私の中のジャージー牛です。荻澤さんは、ジャージー牛に限らず、経産牛にも力をいれられているようです。すべての牛さんの一生を見て、最適なお店と繋げ、花道を作る。素敵なお仕事です。

環境のために牛肉の消費量を減らすのも大切かもしれませんが、今失われている命に価値を見出していくこと。それはイノチに敬意を表す一つの方法であり、一種のサステナビリティなのではとも思ったのです。

プリン

ちなみにプリン、人気だそうです。表面がきれいすぎて反射していますね。小さなウユニ塩湖!

バンコックポニー食堂麹町店(2回目の登場)

カオソーイ(左)
ガパオライス(右)

 カオソーイ(タイ風カレー米麺)とミニガパオライス。私はいまだにこういう揚がった麺が液体につけられている料理の食べ方がわかりません。

⇒1.バリバリのうちに食べる
⇒2.しんなりさせてから食べる

分かることは、1番の場合、お口の安全を守らないといけないことですよね。数日間響きますからね。今のところの妥協案は、「段階を踏んで食べるために端っこによせておくこと」です。伸びないうちに米麺を食べるためにも。

つまるところ、こういう類の麺はチーム戦なんです。『ONE TEAM』です。私が高校生の時、その辺りってよくスポーツ界発の言葉が流行っていた気がします。「オオサコ半端ないって。」「Amore♡」など。
われら食の民からの発信もあってはいいのではないでしょうか!それが日本の食卓の公用語になれば楽しいなと想像するこのごろです。(ツナマヨ的な)

crisscross(南青山)

 南青山のカフェっておしゃれな量で見た目で、夢みたいなお値段だろうな~楽しみだな~とワクワクしていた非東京都民×4。事件です。

物質的量の多さに私以外が撃沈。

並んでいるときに、お皿に残って運ばれていく食べ物を見て、
「あえて残してるのかな」
なんて話していましたが、違ったのです。南青山価格なのではなく、ちゃんとおいしい、素材にこだわった食材をたくさんお皿にのせるためのお値段でした。

カマンベールりんごサラダのサンドイッチ

私はカマンベールとりんごのサラダのカンパーニュサンドとグリーンサラダを注文。リンゴやマスタードのようなすっぱさと酸味のあるカンパーニュを合わせる。一口で違った酸味が楽しめる。「酸」って一つじゃないんだ。これは知識もいただいたぞ。りんごをマスタードとヨーグルトであえて、カマンベールチーズのスライスと一緒に挟まれていました。滞在先にトースターがなかったので、トーストのおいしさを改めて噛みしめました。

トリプルトーストサンドイッチ

一方、友達A.Bちゃん(撃沈組)はとんでもBIGなトリプルトーストサンドイッチにフライドポテト(マクドナルド系)を、友達Cちゃん(軽沈)はマカダミアバニラパンケーキを頼みました。量も味もしっかりだったもんね。みんなで仲良く残さず食べました。
南青山というおしゃれな場所に反してフードファイターと化しているみんなが大好きです!

あーおいしいな東京。
それでは!

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