知りたいは好きの始まりっていうか、知ると好きになるっていうか_#知る好き【ヒューマン研究部】
中学生くらいのあるとき。
「“知りたい”っていうのは好きってことだよ」
って、マンガで読んでハッとしました。
(あの頃たぶん人生で一番マンガを読んでいた)
わたしのこの「あの人のこと知りたい」って気持ち、
好きってことなのか…(淡)
知りたいは好きの始まり
そんなこともあって、自分の気持ちを問うとき、
「知りたい」の気持ちがあるときは、
好きの始まりってことなんだな、と認識します。
(※人、モノ問わず!)
自分の気持ちの理解(自己認識)って難しいと思ったことありませんか?
ちょっと矛盾するかもしれないのですが、
自覚さえしてしまえば、わたしは
好き嫌いがはっきりしてるタイプなのですが、
自覚の手前のときってあやふやだったりします。
なんか気になるゾーンにいるとき。
「知りたい」があれば、「好き」は始まっている。
きっとこういうことだな、と思っています。
知ると好きになる
たとえば、こんな話。
スタバと海の関係ってご存知ですか?
ロゴの人魚みたいなモチーフってなんだろ?と疑問に
思って調べたりして知ってる方も多いかもしれません。
スターバックスという名前は、小説『白鯨』に出てきます。
白鯨は世界十大小説と言われる有名なお話で、捕鯨船に乗りこみ、ある1頭の白鯨を追い求める冒険物語。
「昔のコーヒー商人たちが大海原を航海してきたロマンを想い出させてくれる名前」(HPより)とのこと。
ロゴのモチーフはギリシャ神話に登場する尾を二つもつ「サイレン(セイレーン)」という人魚。
とても美しい歌声で船乗りを魅了したそうです。
航海を想起させ、コーヒーの魅力を表すモチーフとして思いがこめられているそう。
コーヒー豆の販売からはじまり、その後コーヒー体験による「つながり」と「空間」を大切にしてきたヒストリーをもつスタバ。
「職場でも家庭でもない第3の場所」の提供を実現し、
わたしたちはあの体験を求めて足を運び、ほっと一息ついてリフレッシュしたり、たくさんおしゃべりしたりします。
ーーー
「このブランドは、こういうことをテーマにしていて、
こういうことに手間をかけてる。
だからロゴにこのモチーフがつかわれてる。」
こんなかんじの背景を知ると、今までよりもっと、
そのブランドとの距離が近くなった気がします。
そして、知っているからこそ、なんだか親近感が沸き、
思い出せる記憶(ある種それは思い出)があり、
自分とそのブランドとのつながりを感じるようになる。
このように、「知る」ことで、もっと好きになる/好きになるきっかけになることってありますよね。
好きにさせてみせる♡?
あらゆるものには、様々な背景や裏側があったりして、
そのストーリーが垣間見えると、とても共感したり
それいいなって心が惹かれたりします。
とくにブランドは、
いわゆる、ステートメント(明文化された価値観)、
パーパス(存在意義)などがあり、
それは自分の思考が言い表されたようで、
そうだそうだ!と賛同したくなるものだったりする。
製品の誕生秘話とか、こだわりの開発ストーリーとか、
プロモーションの裏話とか、
知るとふと選んでしまったりする。
この感じ、きっと作れますよね。
知ってもらえたら、好きになってもらえそう。
知ってもらえる間口・接点を考えたり、
見せる背景の奥行きを作ったり、
このあたりをちょこちょこと設計してみる。
日頃の自己ブランディングや
マーケティングに使ってみてはいかがでしょうか!
ヒューマン研究部第1回、知ると好きの相関。
人間ってそういうとこあるよね~、という話でした!
(白鯨ネタでエンディング)
わたしは追い求めるべきモビィ・ディックをもたず
ふわふわ生きてるけど、
すごい船酔いするから陸にいたいけど
大海原を心に持っていたいといつもおもってます。