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死ぬほどオススメしたい訳ではないけど興味が湧いたらやってみて欲しいゲームの紹介
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ローグライトRPG『将軍 対決』感想

『将軍 対決』は2024年9月に正式リリースされたローグライトRPG。 3500近いレビューのうち95%以上が好評の『圧倒的に好評』判定を受けており、それも頷ける内容だった。 【概要と魅力】全体的な構造としてはオーソドックスなローグライトで、「分岐を選ぶ→バトル」の繰り返し。 キャラクターやストーリー要素はほぼ皆無…というところまで含めてお約束。 本作の特徴はそのバトルシステムにあり、例えるなら「1ラインだけで戦う不思議のダンジョンゲー」と言ったところ。 いわゆる「

【パズル系ローグライト】『Witching Stone』感想

https://store.steampowered.com/app/2693530/Witching_Stone/ 『Witching Stone』は先月リリースされたばかりのパズル系ローグライト。 スマホゲーにちょっとありそうなタイプのパズルとローグライトが上手く組み合わさり、独特の魅力を持った作品として仕上がっていた良作なので、軽く感想記事を書いてみようと思う。 【一筆書きパズルによる新鮮な楽しさ】『Witching Stone』のタイトル通り、本作は「石」が重要な

【テトリスRPG】『Flowstone Saga』感想

「ぷよぷよBOX」という作品をご存じだろうか。 2000年、コンパイル生存時代に発売されたぷよぷよシリーズプチコレクションとでも言うべき作品なのだが、本作の目玉としてぷよぷよとRPGを融合させたオリジナルのゲームモード、「ぷよぷよクエスト」を内蔵していた。 装備やステータスの概念もあり一見すると通常のRPG、でも戦闘に入るといつものぷよ勝負が始まる。 ぷよの回転やNEXTぷよの表示などの基本機能すら装備が無いとできなかったり、ザコバトル1戦1戦のテンポが良くなかったり、

【サンドボックス】『Core Keeper』感想

2022年3月にアーリーアクセスが開始されてから瞬く間に10万本のセールスを達成したことで話題となった俯瞰視点2Dサンドボックス、『Core Keeper』。 今年8月の正式リリースを切っ掛けにライブラリで埃を被っていたこのこの作品をプレイしたので、感想を書いていこうと思う。 最初に一言で言うなら、とても遊びやすくカジュアルなサンドボックス。 より具体的に言うと「マインクラフトとテラリアを足して3で割ったようなゲーム」という印象であった。 【マインクラフトやテラリアとの

【謎解きアクション】『Leap Year』感想

https://store.steampowered.com/app/2951770/Leap_Year/ 『Leap Year』は2024年6月にリリースされたばかりの2Dアクション。 うるう年の意味を持つそのタイトルに関連するように、あちこちに散らばった1から29までのパネルを集めるちょっとしたメトロイドヴァニア的なゲームとなっている。 【概要】スペランカーを越えた紙耐久の主人公初見でプレイした多くのプレイヤーは、まずゲーム開始直後にジャンプボタンをなんとなしに押した

【超能力推理ADV】『Staffer Case』感想

『Staffer Case』は、2023年にリリースされた超能力推理アドベンチャー。 人口の1割という冷静に考えると非常に多い割合で超能力者が存在する世界で巻き起こる事件を、新米捜査官「ノートリック」が解決していく物語となっている。 【概要】全体的なゲーム構成としては「逆転裁判」に近い。 事件の捜査を進める中で手元の資料から矛盾点や真実に繋がる記述を見つけ出し、物語の中でそれらを指摘していくというものだ。 「逆転裁判」との大きな違いとして、冒頭で述べた通りこの世界では超

【64風3Dアクション】『Yellow Taxi Goes Vroom』感想

【前書き】 『Yellow Taxi Goes Vroom』。 今年の4月にひっそりとリリースされていた3Dアクションゲームである。 いや、731件のレビューに加えてうち98%が好評という素晴らしい結果を残している以上、何がひっそりなんだという話ではあるんだけど、少なくとも自分のTLでこのゲームが話題になっていたところを見たことが無かった。 本作を見つけたのも海外のインディーゲームサイトでの紹介であり、それまで自分のSteamクライアントのオススメにも上がって来ていなか

【パズル】『空と海の伝説』感想

『空と海の伝説』は、2024年5月にリリースされたパズルゲーム。 自分にとってこの手のゲームとしては非常に珍しく、最初から最後まで楽しく遊ぶことができた満足度の高い作品だったので、紹介させて頂こうと思う。 【概要】ベースはいわゆる「倉庫番」。 箱を押したり、スイッチを押したり、氷の上を滑ったり。 パズルゲームとしては比較的オーソドックスなものだが、本作の最大の特徴は、島が夢を見ていそうなそのグラフィックから連想してしまう通り、ちょっとした探索要素が存在することだろう。