「デッドバグ」 ベテランパーソナルトレーナーがそっと教える「最も安全で効果的な方法」
はじめに
この画像のエクササイズは「デッドバグ」と言うコアエクササイズの一つです。
よくSNSなどで「プランクの10倍効く!」とか「お腹やせに最適!」とか言われています。
「そもそも10倍ってプランクの何が基準なの??」
「コアエクササイズってコアの強化のためで別にそれで脂肪が燃えたりはしないでしょ!」
とSNSはツッコミどころだらけなのですが・・・
ただコアの強化として「デッドバグ」はとても有効です。
それは「アンテリア オブリーク スリング(またはチェーン)」と呼ばれる体の前面の対角線の運動連鎖を用いるから。
この斜めのラインこそ「歩く」「走る」「投げる」「殴る」「蹴る」などの際に重要な運動システムなのです。
ただその効果も正しい方法を基礎から身につけて初めて得られるもの。
そこで今回は正しい「デッドリフト」の方法について書きます。
「デッドリフト」の最重要ポイントは「インプリンティング」!
デッドバグは、コアの強化に効果的なエクササイズですが、その効果を最大限に引き出すためには、背中と腰の「インプリンティング」が重要です。
「インプリンティング」とは?
インプリンティングとは、腰椎(腰の部分の背骨)のアーチ部分を床にしっかりと押し付け腰を平らにした状態を言います。
この動作により、コアの安定性が高まり、腰への負担を軽減します。
デッドバグでのインプリンティングの実践
スタートポジション
仰向けになり、膝を90度に曲げ、手を天井に向けて伸ばします。この際、腰椎のアーチがなくなるように腰を真っ平にして床に押し付ける。
これが腰椎のインプリンティングの状態。このインプリンティングを保ったままで、片方の腕と反対側の脚をゆっくりと床に向けて伸ばし、元の位置に戻します。反対側も同様に行います。
デッドバグを取り入れる前の段階として
もちろん全ての人がこの「インプリンティングをキープしたデッドバグ」ができるわけではありません。
ですからまず「デッドバグ」のスタートポジションでの「インプリンティング」ができるかどうかを確認してください。
つまりこのスタートポジションだけでも十分なエクササイズ効果が得られる人がいるのです!
最後に
今回は「デッドバグ」と言うエクササイズを取り上げました。
このデッドバグで目立つ動作をしているのはもちろん「手脚」です。
しかし安全で効果的なエクササイズを実施するために重要なのは腰部が「インプリンティング」を保っていられるかどうか。
つまり動作をしていない、明確に目で見ることの難しい部分なのです。
このようについ見落としてしまう「エクササイズ」の最重要部分を今後もこのnoteでわかりやすく皆さんにお伝えしようと思っています。
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