障がい者グループホームの世話人、生活支援員になるには?またその仕事内容とは?


世話人割り勘侍 利用者の異変を察するの巻

前回の記事では障がい者グループホームについてに書きましたが、今回の記事では世話人·生活支援員についての私自身の意見も交えながら記事を書いていきます。

前回の障がい者グループホームについては下記をクリニックしてください。

まず結論から書きますと世話人や生活支援員になるのに経験や資格などは必要ありません

なので、あなたの勤務したい障がい者グループホームの面接に合格すれば、世話人や生活支援員として勤務することは今からでも挑戦は可能です。もしかしたら登録ヘルパーとして世話人を募集している所も全国のどこかにはあるかも知れません。ですが、このくらいならに自分にも出来そうだという位の軽い気持ちであれば厳しいことを書きますが、世話人に挑戦するのはやめたほうが良いです。
世話・生活支援員になるために経験や資格は必要ありませんが、どちらの業務もとてもハードであり、また利用者と信頼関係を築ければとてもやりがいのある仕事でもあるのではないかとも思います。
世話人の仕事で多くの方が思い浮かぶのが、きっと掃除や洗濯、料理などの家事が思い浮べるかたが多いと思います。もちろんそれも大事な仕事ではありますが、一番重要なのは利用者との関わりが最重要だと私は考えています。
障がい者グループホームでは知的・精神障がいなど様々な障がいを持った利用者の方が居住しています。世話人さんの何気ない一言が利用者を不穏にさせてしまうこともあります。なので、極端に気を使う必要はありませんが、障がい特性やその人の性格に合わせた言葉がけやペースなど考えて動く慎重さも求められてきます。
このようなことを理解しないで軽い気持ちで働いてしまうと利用者間との思わむトラブルになってしまう恐れも出てきます。こちらに記事では世話人や生活支援員の業務や世話人に向いている人などを書いていきます。

世話人と生活支援員の違い

世話人と生活支援員はどちらも障がい者グループホームに勤務することが多くなることとは思いますが、世話人さんと生活支援員では明確な大きな違いがあります。以下それぞれの業務内容について記述します。


  • 世話人

世話人とはホームの掃除や洗濯などの家事の他に、利用者の体調管理や薬の管理、金銭管理、利用者とのコミニケーション(悩みの相談相手、世間話など)といった利用者の必要に応じた身の回りのお世話をすることが主体となります。身体介護や排せつ介助や介護、食事介助・介護などは行いません


  • 生活支援員

世話人が本人の身の周りをサポートするのに対し、生活支援員は食事介助・介護、排せつ、入浴などの身体に関わる介護は生活支援員が行います。障がい者グループホームの中には生活支援員が世話人の業務内容も行うところもあります。世話人はグループホームに勤務となりますが、生活支援員は移行支援事業所、就労継続支援(通称作業所)、地域活動支援事業所(通称デイサービス)などの福祉施設にも配置されています。

世話人や生活支援員に向いてる人はどんな人

ではどのような人が世話人さんや生活支援員に向いているのでしょうか?私の中でどちらにも向いて言えると思える人は、相手側(つまり利用者)の立場にたって物事を考えることが出来る人は向いているのではないかと思います。


<世話人>

  • 洞察力の優れた人

グループホームの利用者さんはちょっとした事で不穏になったり、不安定になったりと毎日が安定しているというわけではありません。嫌なことを直接言える人や言えない人など様々です。その中で重要な能力が些細な変化を感じ取れる洞察力です。普段の何気ない会話、行動などから判断したりと洞察力は非常に役立つ武器になります。

  • 家事の好きな人(主婦や主夫など)

炊事・洗濯・掃除など、世話人に付き物となってくるのが、家事です。決められた時間内にやるべき事をやらなければなりません。グループホームに掃よっても、掃除のマニュアルがあっりなかったりもあるでしょう。おそらく無い方が多いのでしょうか?決められた時間にやらなければならないので家事を豊富に経験している方の方が重宝される傾向にあります。

  • 会話好きな人

利用者さんによっても違いますが、私の場合は人見知りで有りながら、お話も好きであり、楽しく話が出来る世話人さんが来てくれるのはとてもありがたいです。またコミニケーションを行うことで、その人の性格や今日の調子などもある程度把握が可能となるので、世話人の大きな武器となります。

  • 臨機応変に動ける人・対応出来る人

グループホームに変化やトラブルはつきものです。同じ世話人同士。世話人と利用者とのトラブルなどいろいろなことが考えられます。体調の急変などもあるかもしれません。また、世話人における家事全般は、(今、何が出来るだろう)と考えて動くことも重要です。おそらく、世話人として働くようになったら、研修がおわると小規模のグループホーム(1軒屋の家など)だと、一人で業務を行うこと施設が多いかと思います。その分、次にどのように動くかなど臨機応変に動けるひとは向いているといえます。

  • 打たれ強い人

利用者さんの中にはわざとでは無いものの、調子が悪いと暴言がでる方もいます。このような暴言を真に受けてしまうと精神的な面で持たなくなってしまいます。また利用者さんがそれぞれ求めているものがあり思いが強い人は多く、納得行かない対応をしてしまうと、利用者さん・先輩・サービス責任差hなどから注意を受けてしまうこともあるでしょう。また、利用者とサービス責任者・先輩の世話人から板挟みになってしまう可能性もあります。なので、心に強い芯をもった方は向いていると考えられます。


<生活支援員>

  • 要領を掴むのがうまい人

私はじつは介護福祉士の資格を持っているのですが(当時は国家試験はありませんでした)、ものすごく苦労したのが、身体介護などの介護全般がもの凄く苦手で、その科目のみが合格できず留年もしてしまいました。そのため今までbの福祉の仕事を経験してどうしても。身体介護に戸惑いいつも逃げていました。生活支援員と世話人の大きな違いは身体介護が含まれることです。たとえ資格を持っていたとしても施設によってやり方は様々です。先輩のやり方を学んでコツを掴み、テキパキと動ける方向けのお仕事になるでしょう。

  • 洞察力の優れた人

やはり生活支援員も世話人と同じく洞察力は重要になってきます。生活支援員はグループホームだけではなく、就労継続支援、就労移行支援などにも配置されています。利用者のちょっとした様子の変化を察知できれば有意義に仕事を進めらます。

  • 相手の立場に立って考えられる人

世話人にも言えることですが、相手の立場になって考えられる人はとても重要です。あなたがどう思うかではなく、今この利用者はどういう気持ちなんだろう・この言葉を言ったら相手は不安定にならないだろうか この利用者とこの利用者の相性がどうだろうかなど、相手の立場にたって考えて動ける・会話ができる方は向いていると言えます。


コミニケーションの重要性

世話人・生活支援員にコミュニケーションは付き物です。コミニケーションを行うのはとても重要でただ会話をするだけではなく、色々な情報を引き出すとが出来ます。世話人に向いている人の欄でも少し触れましたが、、コミニケーションを行う事で、その人の趣味や性格、好きなことや嫌いな事、今日の調子や機嫌など読み取れる事は様々です。利用者によっては他利用者との相性も分かり、事前にトラブルを避ける事もできます。なので、もし、世話人・生活支援員として勤務するならコミニケーションはとても重要だと言うことを頭に入れておいて欲しいかなと思います。

言葉は安らぎを与えられるが時として凶器にもなる。

世話人さんの態度や言葉は時として薬よりも効果を発揮することもあります。ですが、言葉は時としてするどく尖ったナイフのような凶器にもなります。私は以前にも書きましたが、前グループホームの立場を守るために嘘をついた管理者の許せない一言や、世話人の腹が立つ行動にいまだに苦しんでいます。本人には自覚がなくても言葉は時して想像以上に本人の心に傷をちけてしまうのです。もしあなたが世話人さん・生活支援員さんになるのであれば、このことは深く刻みこんでおいてほしいかなと思います。

世話人・生活支援員のお仕事は想像以上に大変・でも利用者からの「ありがとう」などやりがいも格別!

やはりここまでよんでいただくと、世話人さんや生活支援員さんの仕事はなかなかハードだということが分かっていただけたかと思います。ですが、利用者さんと信頼関係を築くことができるとこれほど嬉しいことはないですし、利用者から「ありがとう」「〇〇さんのおかげでとても喜んでいる」と励みになる言葉であったり屈託のない笑顔を見せてくれたりとやりがいも十分にある仕事でもあります。利用者である私もやはり信頼している世話人さんたちがいるからこそ、日々の生活が楽し物になっているのだなと実感していると綴った所でこの記事は終わりにしたいと思います。

はじめの冒頭に書いた世話人の割り勘侍は夢に出て来たキャラクターで、実際にラインスタンプで作って見ようと作ったものです。下記のリンクから購入出来ます


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