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映画鑑賞⑥

今年になって数えきれないぐらい映画鑑賞をしている。上半期は映画館で映画を観たりはしたものの、下半期は映画館ではなくAmazon primeで気になった映画を観るようにしている。

どのくらい観たかを数えてみると、以下の通りになる。

【統計】

1月→2
2月→1
3月→2
4月→3
5月→1
6月→0
7月→0
8月→3
9月→11
10月→3(10月7日 時点)

今年が終わる頃には、今年、映画を観た全ての作品のなかでオススメしたい作品を5作品映画鑑賞n回に述べようと思う。

♦️前回の記事はコチラ⬇️♦️

愛がなんだ

🌻映画を観た日🌻

2022年9月29日

🌻映画を観た感想🌻

取り敢えず一緒に居て気付いたら恋に落ちていたっていう話はよくあることだけど、人って不思議で全く知らなくても何かがきっかけで好きになってしまう生き物。

本当に好きな人って何だろうか?偶々一緒に居たから好きになった、仕事や学校が同じだったから好きになった、一目惚れした、好きそのものに理由なんてないし理由を見つけようとするぐらいなら素直に好きな人に『好き』って言ってしまったら良い。

恋愛って好きな人や恋人を探しているうちは上手くいかなくて、何となく前へ進んでたり1つのことに集中して挑んでいれば案外、上手く行くことはよくある。

恋って不思議なのが愛情を与えること、与えられることのバランスが偏ると大きな影響を生みかねない。適度なバランスが重要って考えると中々難しい。

自分が好きかどうか分からない時って誰しも経験したことがある人はいると思う。自分のなかでは好きじゃないって思ってても周りから見たら「いや、それ好きじゃんか。そういうのを恋したって言うんだよ。」って指摘されることもある。

人って強がりの生き物だけど実は、みんな寂しがり屋なんだよな。大切な人がそばにいるから頑張れるだけで、その大切な人が居なくなったら人は孤独を感じるようになる。寂しい時は寂しいって言って良いと思う。

恋愛の心情を上手く描いている映画。

3度目の殺人

🌻映画を観た日🌻

2022年9月30日

🌻映画を観た感想🌻

事件の真相は検察側、弁護側で意見が割れ、真犯人が誰かすら分からないけど、ちょっとした手がかりが思わぬ方向へと惹き寄せる。

『生まれて来なければよかった』と言葉では言えても、命の選別は選べないのも生命。産まれてきた時に親を選ぶことは出来ないし、死ぬ時だって病気で死ぬのか、誰かに殺されるのか、交通事故に遭うのかも選ぶことは出来ない。意志とは反して命を選別させられているのは、それが否かであるかとも言い切れないと思う。

動機や事件の真相は明らかではないにしても、レイプから彼女を守るために身を投げ出して殺人に及んだことが真実としての動機ならば、殺人以外の選択肢で彼女を守る方法はなかったのかと感じてしまう。

被告人の供述は二転三転し、挙句の果てに司法による論点が二転三転してしまったわけだけど、何にせよ殺人は正当化するべきではないし、してはならない。

あと、殺された社長は父親であるにも関わらず娘をレイプさせ近親相姦するって普通に考えたらキモいし、殺したくなる気持ちも分からんでもない。

女子高校生に殺されたい

🌻映画を観た日🌻

2022年10月2日

🌻映画を観た感想🌻

心理学的な用語かどうかは分からないけどオートアサシノフィリア(自己暗殺性愛)という自分が殺されることに性的興奮を覚える意味を持つ用語は初めて知った。

自殺願望や自傷行為とは異なり、あくまで「殺される事に対する欲求・妄想」が興奮対象なので、実際に命を落とす訳ではないものの、心のどこかでは『殺されても良い』という感情があるのだろう。

この映画を通して感じたのは、『女子高校生に殺されたい』と思うだけなら良いとしても、心理学を学び、学んだ心理学を自分の欲望のために教え子というか生徒を巻き込んでまで完全犯罪を企てようとするのは如何なものかと感じる。

しかも、真帆は多重人格で解離性同一障碍を装いつつ、時にカオリ、そして殺人魔キャサリンとなってしまう異質な性質を持つことを考えると、なかなか奥が深い。

真帆と仲良い葵もアスペルガー症候群と思われるようなコミュニケーションが苦手かつ異様な予知能力を持ってることを考えると

この映画は女子高校生に殺されたい反面、心理学的な側面から彼女たちと同じように悩みを抱えている人々に対し、我々のような一般社会がどう関われば良いのかを考えさせられるサスペンス映画。

人間失格 太宰治と3人の女たち

🌻映画を観た日🌻

2022年10月4日

🌻映画を観た感想🌻

一言で言えば、太宰治先生の史実をある程度、再現した映画。

真相や真実は正確かどうかは分からないけれど、もし本当に浮気や不倫を常習的に行なっていたことが本当だとすると、
不倫とは何か?浮気とは何か?と哲学的な問いを感じてしまう。

『人間はね。恋と革命のために生まれてきたんだ。』という言葉は重要なメッセージ性を感じたけれど、そもそも革命をする人や功績を残す人は全人類のなかでも、マイノリティだし、自分を含め多くの人は何者でもない、ただの普通の人。

ただ、堕落していく映画のなかでの太宰治の人生を観ると堕落するのは誰しも経験することな反面、堕落しすぎると普通には戻ってこれなくなる、どこか違和感を非常に感じた。

不倫や女遊びを重ねれば重ねるほど気付けば遊び相手や不倫相手も好きになってしまったという太宰の気持ちは、どこか心に残る。不倫をしてる最中、自分の妻や子どもに、もし見られたら…、妻や子供はどう感じるだろうか?

文学や小説が好きで且つ太宰治先生が好きな人には滅茶苦茶オススメな映画ではあるけれど、太宰治先生の本を知らない僕を含めた人にとっては難しい映画だと感じた。

竜とそばかすの姫

🌻映画を観た日🌻

2022年10月6日

🌻映画を観た感想🌻

名前も知らないその子を助けようとして
命を落とした母。

母を責めたくなる気持ちも分からなくないけれど自分の命より血は繋がってなくても助けようとするのは本能的な母性が働いてるから、おかしいことではない。寧ろ自然な原理。かつて母がしていたように、主人公すずも苦しんでいる少年たちをVR(仮想空間)という非現実的コミュニティを媒介に、いずれ救うことになる点は観ていて良かった。

ただ虐待の解決に社会福祉は期待できない」「周りの人間は身近な者も含め、力になってくれない傍観者」と、「助ける」という安易なメッセージや励ましが心を傷つけ傷を深くさせている点は、ネットいじめや誹謗中傷で悩まされている人々の心情、虐めや虐待、ネグレクトにより愛情を感じることが出来ない子どもたちの心の心情が強く描かれているようにも感じた。

ツッコミどころとしては数えきれないぐらいある。そのなかでも、ラストシーンの結末を考えると、なぜ舞台が高知なのか?それ東京でも良かったんじゃね?と舞台設定の甘さに疑問を感じてしまった。

子どもたちや子どもを持つ親にはオススメは出来ない映画かな。虐待シーンや暴力シーンがアニメとは言え度を超えて放映されているため、観ないほうが良い。

今日は以上です。最後まで読んで頂き有難う御座いました。

また次の投稿でお会いしましょう!


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