You wanted the best, You got the best, the hottest band in the world, KISS!
一週間ほど前に、アメリカのロックバンド、KISSの追加公演記事を見かけた。コロナによって中断していたものだ。
Kiss Announce Final Stretch of ‘End of the Road Tour’ for 2021
https://www.rollingstone.com/music/music-news/kiss-end-of-the-road-tour-2021-dates-1183714/
ちょっと前のハナシになるが、2019年にわざわざサンディエゴまで見に行ったコンサートを思い出した。当時の興奮記述。↓
アメリカのロックバンド、KISSの最後の日本公演が終わった(2019年12月11日)。これまで何度も「フェアウェルツアー」をやっていたが彼らの年齢を考えるとさすがに今回はホントに最後だ(フェアウェル詐欺も最後)。ベースのジーン・シモンズは70歳、ギターのポール・スタンレーも68歳なのだから。
END OF THE ROADと銘打った今回のツアーは2019年1月にバンクーバーでスタートした。2021年7月のニューヨークで終わると発表されたのはつい先日のことだ。(注:その後どうなったか知らない)
According to Ultimate Classic Rock, KISS have revealed that their final concert will take place July 17th, 2021 in New York City at an unspecified venue.
ようは、場所も決まっていないし、それまで続けられるかどうか・・・。
日本での開催が明らかになったのは(2019年)6月中頃。そうなるとは知らない2月、旧友が住むサンディエゴで行われた同ツアーを見に行った。かねてから、彼らの「ホームカントリー」であるアメリカでのパフォーマンスが見たい。その一心だった。
ここまでの思い入れの理由は、彼らの日本初公演もこの目で見たからだった。
KISSは1973年に活動開始のようで、初来日は1977年春。チケットをどうやって手に入れたのか覚えていないが、同級生T君と見に行った。花火が轟き、火柱が上がり、血反吐のパフォーマンはその時すでに確立していた。アップデートされながら今も続くそのスタイルはもはや「伝統芸能」と言える。
さてサンディエゴ。会場はVIEJAS arenaだ。
小学生くらいの子供を含めた家族連れが多いのには驚かされる。開演前は記念写真を撮りあったりして和やかだったが、ひとたび始まればそれはやはりロックコンサートだ。演出はド派手を通り越している。花火大会が屋内の目の前で行われているのだ。おそらく一生分騒いだだろう。
そんな興奮をよそに、現地に住む友人が携帯で録ってくれたオープニング、デトロイトロックシティでは曲よりも火柱を吹き出す音のほうが大きく残っていて、イントロの演奏など聞こえないほどだった。(それでいいのだ)
オーラスのロックンロールオールナイトでは全席まで紙吹雪の嵐が舞い降り、巨大バルーンも会場中を飛び交う。さすがホームで行われるLIVE。曲が終わらないでほしい!と思うも、花火の轟音とともにまさに打ち上げ。耳もアタマも全身が音にまみれた。堪能しきった。もう、思い残すことはない。
なのに・・・逡巡しながらも12月11日の東京ドームコンサートチケットを入手した。楽しみで待ちきれなかった。サンディエゴの興奮再び。だが、肝心の出鼻の火柱が、東京ドームでは物足りなかったのだ。
「あれ?」
消防法により、火薬の使用量に制限があるらしい。イケてないねぇ。
サンディエゴへ行ったのはやはり正解だった。
1977年の初来日、2019年の最終公演。どちらも見て大満足。
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