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初恋の相手が見事にツンデレだった話
二次元の女の子に恋をする年ごろっていったい何歳ぐらいまでなんだろう。私の場合、初めて好きになったのは子供の頃の怪子ちゃんだった。
怪子ちゃんは藤子不二雄の漫画「怪物くん」の登場人物である。
怪物くんのガールフレンドでありお妃候補なのだった。
怪物ランドの名家に生まれたお嬢様である。
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当時、「少年画報」という雑誌を毎月買っていて連載が楽しみだった。
そして、主人公の怪物くんが羨ましくてしょうがなかった。
これが人生で初めて恋をした記憶である。
怪子ちゃんが登場する回はドキドキしながら何回も読んだものだった。
この怪子ちゃん、普段は金髪の美少女なのだが、怒ると髪が生き物のように動いて相手を持ち上げたり押さえ付けてしまう。
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性格はとにかくわがままで、怒ると怖い。
そうかと思うと乙女な部分も持ち合わせていて、今で言うツンデレの典型である。
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当時、なぜかすごく好きだったのである。
そして、気が付いた。
それ以来、好きになる女の子は、ず~っと同じタイプで変わっていないと言うことを。
もしかして怪子ちゃんにツンデレを刷り込まれたのか。。。
藤子不二雄のツンデレ女子の系譜はパーマン3号(星野スミレ)にも引き継がれ、こちらも結構好きでドキドキして見ていた。
対象が二次元だったのはここまでで、その後、対象は三次元へと移って行った。
もちろん思春期には、あれやこれやあったけどそれは別の機会にしてここでは省略。
最終的には、今の奥さんに行きついた(笑)のであるが。
それがまあ、改めて見てみると見事に怪子ちゃんの人間版である。
やっぱり、いったん刷り込まれた初恋の怪子ちゃんへの憧れは簡単には消えてしまう事は無かったようで。。。
感情の起伏が激しくて、負けず嫌いで。。。でも気は優しくてお人よし。
怪子ちゃんのような美少女とはいかないけれど。
その昔は、地元局のTVリポーターやラジオ、CMにも出ていたらしい。
当時の事は私はその頃、地元には居なかったのでほとんど知らない。
負けず嫌いの性格を少し穏やかにしてもらえるとありがたいと年のせいか最近思うこともあるけど、結局そこもツンデレの魅力の一つなのかな。
私と正反対の明るく賑やかな人で、何かと助かっているのは確かである。
と、noteには書いておこう。
これまで、いろいろな女性とお付き合いがあったが、なぜかツンデレに振り回されるのが常の人生だった。
きっとこれからもそうなんだろうとあきらめている今日この頃である。