見出し画像

【GIS×データ・出店戦略立案事例】株式会社理学ボディ様

自社データと様々なエリアデータを駆使し、好調店舗の要因を多角的に分析。ポテンシャルの高いエリアの根拠をロジカルに提示し、社内外のステークホルダーとも、納得度の高い出店戦略を展開。

『最高の技術で世界中を健康に』という理念のもと、整体院(約90店舗)ピラティススタジオ(約30店舗)を全国展開されている株式会社理学ボディ様。出店戦略立案に、GIS(地図情報システム)やさまざまなデータをご活用いただいています。ツール導入の経緯や具体的な活用方法、その成果について取締役の清水様と出店管理部の桒原様にお話しを伺いました。

当社のエリアマーケティングGIS「MarketAnalyze® 5」をご導入いただいている理学ボディ様の活用事例インタビューの一部をご紹介いたします。
「出店エリアのポテンシャルを計るのはどうすればいい?」のヒントが詰まっています!ぜひ、ご覧ください。
▶ インタビュー全文はこちら



導入の経緯について

取締役 清水崇弘 様


店舗数増加に伴い、出店エリア選定の難易度が上昇。
エリア分析の精度を高めるためには、過去の成功体験にとらわれない新たな知見が必要だった。

清水様:当社では、出店管理部にてエリアマーケティングや物件の開発を行っており、新規出店にあたり収益が見込めるエリアと物件を探すのが主なミッションとなります。現在は整体約90店舗、ピラティススタジオ約30店舗を運営していますが、MarketAnalyzer🄬 5(MKA)を導入したのは、整体を60店舗くらい展開していたころでした。

当時は100店舗を目標に掲げており、出店エリアの見極めがだんだん難しくなってきた頃でもありました。それまでは、一号店の表参道、その後新宿、大阪、名古屋というように、主要都市を中心に新規集客をしていたので比較的マーケティングがしやすかったのですが、集客に強いエリアが限られてくるなか出店数は増やしていかないといけないという状況になり、分析の粒度が荒いがゆえに目標に到達しない店舗が少しずつ出始めてきた背景があります。
というのも、整体は、例えばパーソナルジムのように通い続けることがなく、基本的に痛みがなくなるとニーズがなくなるので通わなくなります。つまりは離脱が多いビジネスモデルなので、常に新規集客をし続けなければなりません。新規集客し続けられるかどうかの見極めは、店舗の未来を決めるため、分析はかなり重要となります。
MKAを導入する前までは、データがあまり揃っておらず、駅乗降客数や市の人口を調べるといった粒度の分析がメインでした。出店エリア選択の難易度が上がってきた今、何かデータを元に判断できるような知見をつけなければという経緯で、有効な手段を模索していました。そこで見つけたのがMKAです。


導入の決め手は何ですか?

出店管理部 桒原大飛 様


初めて触るGIS(地図情報システム)。
導入当初は操作が難しく苦労することも。
サポートの支援を経て、今では抵抗なく使えるように。

桒原様:
きっかけは、Web検索で見つけた技研商事インターナショナルの開催しているエリアマーケティングのセミナーです。そこで、何をすればよいかという分析のイメージが具体的についたというのが一番大きな決め手です。分析ツールも長期間無料で試せたので導入のハードルも低かったですね。

清水様:
まず、“商圏分析”というジャンル自体全く知らず、このような商圏分析ツール(GIS)にも馴染みがないところからのスタートだったので、システム自体の難易度が高く、最初はかなり苦労しました。
かなり膨大なデータを網羅していますし機能もたくさんあるので、使いこなすのは難しいだろうと想像はしていましたが(笑)
ただ、MKAでの分析が、収益の見込めるエリアの見極めに役立つことは目に見えていたので、技研商事インターナショナルの営業やサポートの方々に支援してもらいながら操作を習得していきました。
サポートは本当に手厚くやってもらったので、最初は抵抗がありましたが今はスムーズに使えるようになってきました。慣れてしまえば、という感じですね。


どのような業務にご活用ですか

桒原様:
様々なことに使っていますが、まず一つは既存店の分析です。
既存店のうち好調店舗とそうでない店舗で売上と各種商圏データとの関係性を把握しました。その傾向を地図上にプロットし、ポテンシャルの高いエリアを可視化することで、新規出店すべきエリアの把握に活用しています。
また、その傾向には沿っていないけれども好調な店舗の要因を、商圏レポートを見ながら比較していき、また新たな要因を抽出することもしています。テスト的に同じような特性のエリアに新規出店していき、その傾向を示すデータを集めたりと、ロジカルな試行錯誤が色々とできる点はよいと思います。

MarketAnalyzer® 5 相関分析イメージ

清水様:
MKA活用の成果として一番求めていたのは、出店すべきエリアの客観的な判断軸が作れるかということでした。飲食店等だと売上で比較することが多いと思いますが、我々のビジネスモデルだと売上だけだと計りきれません。店舗スタッフのスキルも売上に紐づいているからです。つまり、好調店舗の評価を売上額だけで判断すると、たまたまスタッフの腕が良かっただけということもあり、同じ特性のエリアに出店しても目標達成が難しくなる可能性が出てきます。

スタッフの力量に依存せずに集客ができるエリアを図る指標は、同じ手法でマーケティングをして差がでてくる新規集客数ということになるので、新規集客数が好調な店舗、不調な店舗に注目してMKAで相関分析にかけました。明らかに相関がでる要素は何なのかを調べるために、あらゆるデータをインポートして分析をかけていったのが第一ステップです。MKAは様々な統計データが入っているので、自分たちでは思いつかなかったような相関関係が見えて驚きがありました。

新たなデータ「c-japan」の導入で見えてきたものとは?
エリア特性を可視化するc-japanの活用例や、MKAの成果事例もご紹介!

▶ 続きはこちら


システム&データのご紹介


エリアのポテンシャル、特性を地図上に可視化できる
MarketAnalyzer® 5


そこに住む人のニーズやライフスタイルを浮き彫りにする
エリアセグメンテーションデータ「c-japan®」