【5分要約】Vol.36_ザ・コピーライティング
"どうしたら人を惹きつける文章って作れるんだろう…"
今回はそんなあなたにおすすめしたい1冊をご紹介します。
<こんな人にオススメの1冊>
✔︎ ブログ運営など、文章を書く仕事をしている
✔︎ 人を惹きつける資料を作れるようになりたい
✔︎ 自分や商品・サービスの良さを上手く伝えられるようになりたい
こんにちは、ゴミー(@GOMIE_BLOG)です。
今回取り上げるのは、コピーライティングのバイブル「ザ・コピーライティング」です。
プレゼンやブログ記事のタイトルなど、ビジネスのあらゆる場面で使えるノウハウを学べる1冊で、あのメンタリストDaiGoさんも32,000円(10倍の価格)でも買った方がいいと絶賛しています。
今回も5分で読めるように解説していきます。
著者情報
ジョン・ケープルズ(コピーライター)
・アメリカの広告業界で58年間も活躍し続けた伝説的コピーライター
・その長い現役コピーライター人生で、テストを繰り返し、効果を検証する「科学的広告」の促進を常に目指し続けた。
・1973年、米コピーライター殿堂入り。1977年、米広告業界殿堂入り。
◆言葉の使い方がすべて
✔︎ 自社のサービスの良さがうまく伝わらない
✔︎ 交渉を有利に進められない
✔︎ 好きな人に気持ちがなかなか伝わらない
これらの原因は多くの場合、”言葉がぬるい”からです。
他の人やサービスと比べてどんな強みがあるのか、他にはない魅力を十分伝えられていないということです。
例えば、あなたが砂漠にいて、砂漠のど真ん中に水が売っていたとします。この場合、たとえ水の値段が1,000円でも買いますよね?
なぜなら、砂漠の真ん中にある水はめちゃくちゃ価値が高いからです。
そういう物を売るならいいのですが、多くの場合はその物でなければならない理由を的確な言葉で説明できないと消費者に買ってもらえないというのが大前提です。
◆広告はタイトルが命
”広告か〜自分には関係ないかな…”
「広告」と聞くと、広告業界など一部の人しか関係ないと思われるかもしれませんが、”広告=アピールするもの”と捉えると、全ビジネスマンが知っておくべき内容です。
例えば、この記事もタイトルやトップの画像を見て、読むか決めましたよね。
本を買う時は、中身を全部読んでから選ぶでしょうか?
読みませんよね。せめて目次に目を通す人はいますが、大半の人がタイトル(つまり、キャッチコピー)と帯の誘導文だけを見て買っています。
”それなら、中身の書き方を勉強する前に、まずは外見の作り方を勉強した方がいいんじゃないの?”
これが、本書で一番言いたいことです。
逆にタイトルでぬるいことを書いてしまうと、その時点で終了です。メールでも一番大事な冒頭で、「平素は格別の…」なんて言っている場合ではないということです。
◆2つのキャッチコピー
また、タイトル、つまりはキャッチコピーの付け方には以下の2種類あるということも、覚えておく必要があります。
❶ イメージコピー
❷ レスポンスコピー
イメージコピーとは、例えば「そうだ、京都行こう。」のようなイメージを持たすのみのコピーです。これを使うためには、ブランドイメージが高い人や団体など、「権威性があること」が前提となります。
つまり、僕たちのような一般人にとって重要なのは、❷のレスポンスコピーです。
イメージコピーは感覚的な要素が強いですが、レスポンスコピーは技術が体系化されており、本書ではそこをしっかり解説されています。的確なレスポンスコピーを生み出せるようになれば、商品が売れ、人を動かすことができるようになるのです。
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◆興味を惹く4つの要素
レスポンスコピーを作る際、以下の4つの要素を織り込めば、興味を惹ける可能性が格段に上がります。
❶ ベネフィット(利益)
❷ 新情報
❸ 好奇心
❹ 手っ取り早さ
逆にこれらを織り込まず、タイトルで興味を惹けなければ、商品を購入してもらえる確率はゼロです。
プレゼンであれば、スマホをいじりながら聞かれることになります。営業であれば、「いや、結構です」と言われて終わりです。
人は行動する際、必ず「心が動く→考える→行動する」というステップを踏むため、これらの要素でまずは相手の心を揺さぶることがカギになるということです。
◆興味を惹く訴求方法
入れるべき要素は分かったので、ここからはどう訴求していくかを解説していきます。
本書では「35種類の型」が登場しますが、今回は特に大事な4つを取り上げます。
1. 最新感を出す
前述したとおり、「新情報」はそれだけで人の興味を惹きやすいですが、より効果的に惹きつけられる型は決まっており、具体的には以下になります。
✔︎ 発表!
✔︎ いよいよ
✔︎ ××年最新版
✔︎ ご紹介
✔︎ ついに!
✔︎ 限定
例えば、こんな具合です。
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クリックしたくなりますよね。これは実際にYouTubeでバズった動画のタイトルになります。
2. お得感を出す
2つ目は、「お得感を出す」型です。人はどんなに小さな額であっても、価格を追ってしまう習性があります。
✔︎ 割引
✔︎ 特化
✔︎ 無料
✔︎ ×98円(例 298円)
例えば、こんな具合です。
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この動画も同じく、YouTubeでバズりました。
3. エピソード風に書く
3つ目は、「エピソード風に書く」という手法です。人はストーリーとして伝えられることで、すんなりと受け入れてしまうという特徴もあります。
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どんなストーリーなのか気になりませんか?
4. キーワードを入れる
ついつい知りたくなるキーワードも決まっています。
✔︎ 方法
✔︎ 手順
✔︎ 理由
✔︎ おすすめ
✔︎ ランキング
これらのキーワードが使われると、人は中身を知りたくなるということが分かっています。
ちなみに「方法」という言葉は、先に紹介した3つの動画すべてに含まれていましたね。
◆最後に
「ザ・コピーライティング」、いかがだったでしょうか?
本書はライティングの分野に留まらず、あらゆる分野で”売り込む”ための具体的方法を学べるため、ビジネスマンであれば必読の1冊です。
また、今回は一番大事なタイトルの書き方メインで解説しましたが、本書には中身の書き方も解説されています。的確なタイトルで入りは良くても、中身が伴っていなければ、長期的にはお客さんは当然離れていきます。
ぜひ一度実際に読んで頂き、中身も含めて心を動かせるライティングのスキルを磨いてもらえたらと思います。
今回は以上になります。
最後までお読み頂きありがとうございました。今後も仕事や人生に役立つ情報をどんどんアップしていきますので、覗きにきてください。
ではまた!