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【アメリカ生活 #小学校編】成長と葛藤と②

子ども達がアメリカの現地校に通い始めて、そろそろ2ヶ月が経とうとしています。
ちょうど1ヶ月前に最初の頃の様子をまとめたので、今回はその後の様子を書いてみようと思います。

娘の問題行動

娘のこじらせ具合は全く改善せず、担任の先生から毎日のようにメールで連絡をもらう日々が続きました。
主な内容は、先生の指示に従わない(聞こえないふりをしたり、耳をふさいだり)、教室から移動しようとしない、勝手に別の場所に移動しようとする、娘に与えられている翻訳機を使おうとしない、といったもの。
もちろん家でも娘と話し合うのですが、その場では「わかった!」と言い、また次の日に学校でこじらせる…その繰り返しで。

学校内の安全管理は日本でも当然きっちりしていますが、アメリカはそれ以上にシビアな印象で、集団から勝手に離れようとするというのは本当に一大事!というのが、先生からのメールでも伝わってきました。
担任の先生以外にも色々な先生が関わってくれているようで、毎日毎日学校で迷惑をかけていると思うと本当に胃が痛い…という日々を過ごしてきました。

英語がわからない→授業がつまらない→大人の関心を引きたい、というのがおそらく問題行動の原因なので、ある程度英語が理解できるようになれば状況は改善するだろうけど、日々の行動を少しでも改善させたい。
私も、勝手にその場を離れることがどんなに危険かを伝えるのはもちろん、励ましたり、諭したり、いろいろな方法を試してはみましたが、なかなかうまくいかず。

最近ようやく、ご機嫌に1日を過ごせる日が増えてきたかな?と思っていますが、私の希望強めの気のせいかもしれません。

学校の対応

娘の行動に対して学校の動きはとても早く、1ヶ月もたたないうちに、担任の先生だけでなく、スクールカウンセラーや英語のサポートの先生も含めたチームで対応してくれるようになりました。
娘の具体的な課題と、改善に向けたプロセスをチームで決定し、その内容は私たち保護者にも共有されます。
日本だったらこんなにきめ細やかな対応はとってもらえないと思うので、そこは本当に感謝しています。
ただ、急に成果が出るようなものではないので(それについては先生も同じ認識)まだまだ試行錯誤しながら胃の痛い日々は続きそうです。

またこの間、担任やスクールカウンセラーだけでなく、校長先生とも面談をしました。まさかこんな頻度でこんなにたくさんの先生達と面談することになるとは…しかも英語で。
面談の場ではなるべく自分の言葉で英語で話しつつ、時には電話通訳の方にもお世話になって、なんとかやっています。(学校には、あらゆる言語に対応して通訳会社の方に電話通訳をしてもらえるシステムが導入されています)

海外暮らしは毎日刺激的で楽しい!という気持ちは引き続き変わらずありつつも、この娘の一連の対応はなかなかヘビーで、気が滅入りそうになることも多々。
今の私にとっては、子ども達のサポートが最重要ミッションなのですが、そう思えば思うほど、なかなかうまくいかないことがしんどいです。

息子はというと

荒れ狂う娘とは対照的に、息子は相変わらずマイペースに楽しく学校生活を送っています。
英語力はまだまだ全然だけど、必要に応じで翻訳機を使わせてもらいながら、授業にもうまく適応できている様子。
また、息子は算数が得意科目なのですが、これについては言語的なハードルがほぼないこともあって、かなり本人の自信につながっています。
算数は、学期中に何度かあるテストの結果によってレベル別にクラスが分けられるのですが、息子は最初のテスト時点で一番上のクラスに振り分けられました。

英語は初級レベルのサポートを受け、算数は自分のレベルに合った上のクラスで学び、その他の理科や社会は翻訳機を使いながら現地の同じ学年の子ども達と同じ内容を学んでいるという感じです。
学校側の柔軟な対応と、本人の性格や能力と、いろいろな要因がうまくはまっていて、今のところはとても順調。

先日、学校のファミリー向けイベントに行ってきたのですが、息子はいろんなお友達から声をかけられていて、それも見ていてほっとしました。(トップ画はその時食べたスモア。私、大好きなんですこれ。)

娘の対応に四苦八苦している中で、息子がうまくやってくれていることは、とても救いになっています。1人だけでもこんなに大変なのに、もし2人ともこじらせていたら。。考えるだけで恐ろしい。

とは言えそんな息子にも、日本での小学校時代には、娘とはまた違った意味で私たちを悩ませまくった過去が。年齢的なものなのか本人の成長なのか、今やすっかり落ち着きました。ほんと、嘘みたいに。
息子のことで悩みがつきなかった1〜2年前には、娘のことを、年齢のわりにしっかりしてくれていて助かるなーと思ってました。
この経験も私の支えになっている気がします。その時は一生分の悩みぐらいに思っていても時間が解決することもたくさんあるし、子どもが成長する時期やきっかけはそれぞれ

もちろん、娘にも一刻も早く順調な学校生活を送ってほしい!というのが本心ですが、一方で時間をかけながらゆっくり向き合ってあげることも大切なのかもなーと思えるのは、きっと息子と向き合った経験があるから。

いつかnoteに「娘がやっと学校に慣れました!」と書ける日を目指して、今日もまたサポートを頑張ります。


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