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MP77_監督・観客・小道具・役者が全て揃っている壮大な舞台
「働くこと」
私は、どれだけ生活に困らないお金があったとしてもこれをやり続けるだろう。
なぜそう思うのか?
働いていないと、堕落し成長が止まってしまう恐怖心が私にはある。成長への欲求が強い。だから、いろいろあるけど結局はその場に身をおきたいと強く思ってしまう。
♦️ 監督・観客・小道具・役者が全て揃っている壮大な舞台
会社には、人が輝く舞台、ステージがあると思っている。
主役の時もあれば、脇役、または黒子や道具係の時もある。
主役になりたいと思ってもなれないし、なりたくないと思ってもなる。
では、会社にそんなステージがあるのであれば、監督と観客は誰か。私は、こんな風に考えている。
監督:仕事を通して現れる課題
観客:仕事の結果
働いていると、葛藤するシーンが多々ある。
それは、仕事内容や社内外の人間関係、またはプライベートのバランスなど多岐にわたる。
それらが働いている私たちである役者へ与えられた、台本のように思う。
台本を自分の中に落とし込み解釈し、やりとげた時、それは働く上でのスキルだけではなく、人生を歩いていくための武器ともなっている。
一方、表面上で理解しただけ、本気で向き合わなかった時、舞台は終わるけれどもまた違う形で同じような内容の台本がやってくる。その時は、同じ役柄のことが多い。
また、ステージで主役として頑張っている人にスポットライトを当てたり、脇役として引き立てたり、構成するあらゆるポジションを経験する。
この辺りの配役が絶妙なのだ。
そのままの私では手が届かない役柄だが、ジャンプしたら手の届く範囲に成長の味が散りばめられている。
そんな風に、働くことはいつも今後成長するために必要なことを、教えつかませてくれる。ただ、自分の意思でどのポジションにつくか選べたり、できなかったり、その時は適切だと思えない、納得できないことももちろんある。
けれども、振り返るとそこでの経験や得た成長が主役を張るときはもちろん、その他の役割を果たす際に大変役に立つことも多い。
♦️ 「働く」を通して自分に気づく
抽象的な表現ばかりで書いてしまったから、ちょっと違った内容で続きを書いてみる。
働いていると、自分では設定できない環境が与えられ、いろんな感情にも出会える。
急ピッチで仕上げないといけない仕事に追われる緊張感
理不尽な理由で怒られるけど反論してはいけない怒り
一生懸命取り組んだのに全く結果に繋がらない絶望感
仲間やお客様と共にプロジェクトを達成した喜び
1から仕事を作り上げていく楽しさ etc…
どんなことに喜怒哀楽を感じるのか
何にこだわるのか
どんなことが好きなのか
自分のことを知る機会がたくさん出てくる。面白い。
♦️ Connecting the dots
スティーブジョブズの有名なスピーチの中にあった言葉。
「点をつなぐ」
仕事は精神的に、体力的に、追い込まれることが多い。
楽しいことばかりではなく、疲れてしまうこともある。
そして気付いたらあっという間に過ぎてしまう。
同じことを繰り返しているだけだと感じてしまう時もある。
だからこそ、ない時間を絞ってでも振り返る時間を定期的に設けたい。
仕事上にたくさんの点となる出来事が散らばっている。けれども、走っていると見逃してしまうことも多い。
その点は、小さかったり、デコボコだっだり、見栄えがいいものばかりではない。1つ1つ、全てに価値を感じることは難しい。
けれども振り返ってみると、自分を構成する大きな要素になっていることを知るのだ。
♦️ 成長したい
私の仕事のテーマ、あるいは人生のテーマの1つかもしれない。
その欲を満たすもの、それが働くこと。
これからも息切れしながら走ったり、仕事仲間やお客様と喜び合ったり、そんなふうに進んでいる1人の人間としての姿を子どもたちにも見せれたりするのだと思う。