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週刊小売業界ニュース|2023/7/17週
2023/7/17週(7/15-7/21)にピックアップした小売業界ニュースをお届けします。今週のおさらいにぜひどうぞ!
ライブコマースで注目商品が即完売。桜の季節に「抖音電商(Douyin EC)」が日本ブランドを猛プッシュ
中国のショートムービープラットフォーム「抖音(Douyin)」の電子商取引(EC)事業「抖音電商(Douyin EC)」が、日本と中国を繋ぐ越境EC事業に本腰を入れ始めている。
4月の桜の季節に合わせて開催された特別ライブコマースキャンペーンでは、中国で人気のタレントやインフルエンサーを起用し、日本の美容・スキンケア・ヘルスケア商品をライブ配信で紹介した。このキャンペーンは中国で大きな反響を呼び、日本のブランドの認知度と売上を大幅に向上させた。
抖音電商(Douyin EC)は、今後も日本市場を最重要地域と位置づけ、越境EC事業を拡大していくとしている。
数年前、Instagram等のSNSにてアパレル等の商品が売り出されているのを見てびっくりした方も多いのではないでしょうか。
歴史を振り返っても、人が集まるところは道端でもお寺でもオンラインでももれなくコマースの起点となっているなと感じます。
中国のアプリ「抖音(Douyin)」も多くのユーザーに対してEコマースを行なっています。
そこに新たに出品されていく商品は、LOFT等日本の商品です。
日本の雑貨や日用品は大変質が良く使い勝手の良いものが多いため、動画映えが良く、動画コンテンツとしてもEC商材としても大変高評価を得ているようです。
オンライン、SNS、動画という武器は、人口減を憂う日本の製造業にとって追い風なのかもしれません。
リテールメディア最前線!ECに新たな収益軸を生み出すRoktが主催したカンファレンス「ROKT DAY JAPAN」参加レポート
Roktは、ECサイトにおける購入直後の瞬間に特化したリテールメディアソリューションを提供しています。独自の機械学習技術とファーストパーティデータを活用し、ユーザーの関心・嗜好に合った広告を配信することで、EC事業者の収益拡大に貢献しています。
「リテールメディア」という言葉に聞き馴染みがある方はどれほどいらっしゃいますでしょうか?
「リテールメディア」は、検索広告やSNS広告等様々な展開をしてきたオンライン広告の新しい形として注目されています。
例えば、特定のブランドの商品をそのブランドのECサイトにて買おうとしている顧客に対し、関連する他社商品を決済シーンに紹介し、追加購入を促す等を行なっています。
その広告によってECサイトを運営する本社商品の売り上げ減少に繋がらないか等が気になるところです。記事の中で、その表示を導入することによる離脱はあまり見られていなく、反対に追加購入者が多く、取り組みの成果が出ていると述べられています。
私たちの購買行動を考えても、実際に買おうとしている決済画面で「こちらの商品もどうですか?」と表示されることは、関連性の低いSNS広告や営業の電話より好意的に受け取ることができるのではないでしょうか。
今ECサイトを所有している企業は、顧客が購入している場所が自社に存在しているという大きなメリットに気がついてほしいなと考えます。
配達は気にせず、店舗受け取りを利用するオンライン消費者が増えている
オンラインで注文し、店頭で商品を受け取るサービス(BOPIS)が人気を集めている。このサービスは、小売業者にとって配送コストを削減し、消費者にとって商品をより早く手に入れられる利点がある。Walmart、Target、Amazonなどの大手小売業者は、このサービスを提供しており、今後も需要は高まっていくと予想される。
商品の受け取りの際、皆さんはどんな手段を使われているでしょうか?
自宅での手渡し、コンビニでの受け取り、コロナ禍以降は置き配なども利用されているのかもしれません。
アメリカでは置き配が一般的であり、手渡しを行うケースはアルコールの販売の時等なかなか稀です。そのため、集合住宅では盗難のリスクもあります。
そのアメリカでは、店舗へのピックアップを選択する顧客が多くなっているようです。受け取る店舗であるスーパーマーケットで購買は一切行わず、商品を受け取るだけの顧客も多くいるようです。記事によると、商品をピックアップするのが面倒くさいと感じる顧客もいるようです。
顧客にとって一番何が「手軽」か、何が「楽」かを観察すると思わぬ発見が得られるかもしれません。
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