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【韓国でもハイブリッド車(HEV)に揺り戻しの動き】週刊小売業界ニュース|2024/5/27週
2024年5月25日~5月31日の韓国の最新ニュースから、
最近の小売り業界について紐解いていきましょう。
今週のおさらいに、ぜひどうぞ!
韓国│LSネットワークス、トヨタの販売増加に伴い営業拠点を増説
<記事の要約>
日本自動車トヨタとレクサスを国内で販売するLSネットワークスが仁川地域に新しい営業拠点を確保。最近トヨタとレクサス車の販売が急増し、更に顧客接点を増やそうとしている。
EVの普及を国が後押ししている韓国ですが、
EV減少し、代わりにハイブリッドが好調です。
CARISYOUデータ研究所の調査によると、
2023年度のEV登録台数合計は10万4858台で、
前年度の11万6419台より9.9%減少しています。
北米・欧州でもEV販売は伸び悩んでいますが、
韓国のように台数自体が減少するという状況は稀です。
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消費者がEV利用に前向きでない理由として、
景気低迷や高金利、電気料金の値上がりが挙げられます。
特に電気料金の値上げについては深刻で、
韓国電力公社は2023年度に2度の値上げを実施。
しかも同社は4兆6,000億ウォンの営業損失を計上し、
今後も値上げされる可能性が消費者の頭をよぎります。
加えて政府がEV充電のための電気代割引を打ち切り、
ランニングコストが安くすむというメリットが消失しました。
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EVの揺り戻しでハイブリッド車が日の目を浴びており、
その先鞭ともいえるレクサスが好調です。
韓国輸入自動車協会によると
2023年1~10月の輸入車(新車)販売のうち、
レクサスES300h(HEV)は6,616台売れ、
前年同期比で86%も増加したことが分かりました。
レクサスESは韓国Consumer Insight社の調査において
商品性・品質・費用対効果の3つの観点による総合評価で
「2023年の車」賞(総合一位)を受賞。
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(Consumer Insight)
一方で、日本車特有の保守的な雰囲気があり、
デザイン面は時代に追い付いていないとの評価も。
韓国の消費者は日本車の品質・費用対効果では認めているものの、
利便性や高級感という面で改善の余地ありという評価なのでしょう。
<担当者からの一言>
日韓関係が改善されて日本製品不買が一段落し、最近はトヨタとレクサス販売量が急増しています。確かに、街でトヨタとレクサスよく見かけます。韓国輸入自動車協会によると、実際にレクサスの昨年の販売台数は前年より80%近く急増した1万3561台に達し、トヨタも昨年前年比36%増加した8495台を販売したそうです。特に、レクサスのデザインとブランドイメージは韓国人受けが良いようです。今後は仁川以外の地域にも、展示場やサービスセンターが広がっていくと思います。
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