留学の実況中継:フレッシュマン フレッシュマン
ESLの過程が終了すると、いよいよ正規のクラスの受講を開始することになる。
この時期を迎えるまでに、渡米から概ね1年が経過していることが多い。
勿論、交換留学など英語のクラスについていけるだけの英語力がある生徒に関しては、もっと短期間で正規のクラスを受講するまでに至っているかもしれないが、私は正直、時間がかかったものの、ESLに1年を費やしたことは、決して時間の無駄ではないと思っている。
フレッシュマンというのは、1年生のことを指す。
1年生:Freshman フレッシュマン
2年生:Sophomore ソフォモア
3年生:Junior ジュニア
4年生:Senior シニア
と呼ばれる。
ジュニアやシニアは、聞き馴染みがある。
フレッシュマンもフレッシュという言葉が入りたての1年を想起させるが、2年のソフォモア(Sophomore)は、受験の単語帳にあったかどうかも定かでないくらいお初にお目にかかる呼び方だった。
どんな学生もフレッシュマンでアメリカ生活を知り、英語を知り、大学での立ち振る舞いを知る、一番影響力の高い時期を過ごすし、そういう思い出が多いだろう。
渡米して、アメリカ生活に慣れてくる瞬間を感じるのもフレッシュマンの時だ。
フレッシュマンは、アメリカ人からしてみれば1年目だが、留学生からするとESLを1年履修した後に始まるので、2年目にあたる。ESLで自分から発言することにも慣れてきたあたりで、正規の1年生のクラスへ移行する。
ESLで発言していた人でも、正規の授業を受講し始めると、自分の英語力では、アメリカ人のペースに追いつけないことに改めて落胆する人も多いことだろう。
その感覚に苛まれることをESLの教授陣は知っているため、ESLを完璧にこなすことを要求していたわけだ。
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