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ひとりの夜はしみじみと、おでん&80年代ポップス名曲集
はぁ〜今日も疲れた。
日が落ちるのも早くなって、帰り道が寒くなったなぁ。
家に帰ってもひとり、咳をしてもひとり。
慣れたこととはいえ、時々寂しくなるぜよ。
さーて、晩ご飯にすっぺ。
て言うたっちゃ、こないだ大量に作ったおでんの残りを温むるだけじゃっどん。
今日のおでんのお供には、三重の銘酒「而今」ば飲んじゃろうか。
方言らしきものはすごく適当な口癖です。読み流してください。
しかし…
裸電球の下で手酌でおでんをつついてると、どうも辛気臭くなるなぁ。
なにか音楽でも流そう。
といってもこんな夜はガチャガチャした曲なんか聴きたくない。
たとえば80年代あたりの、しみじみと聴ける曲はないかな。
♪ "The Nightfly" by Donald Fagen(1982)
まずは80年代を代表するアルバムから。
お出汁の滋味溢れる存在感は、おでん種で言ったら「大根」じゃなかろうか。
♪ "The Way It Is" by Bruce Hornsby and the Range(1986)
渋い声と歯切れの良いピアノは、そうだ「こんにゃく」の味わいかも。
このピアノのリフは耳に残るなぁ。
♪ "There Must Be An Angel" by Eurythmics(1985)
Annie Lennoxさんの美声と美貌は、ピリッとした「紅しょうが入りさつま揚げ」かな。
Stevie Wonderさんのハーモニカ、名プレイだよね。
♪ "Englishman In New York" by Sting(1987)
自立したLGBTQの立場にリスペクトを向けた、Stingさんの名曲ですね。
中に一本芯が入っているところは「ごぼう巻き」でしょうか。
♪ "C'est La Vie" by Robbie Nevil(1986)
初めて聴いた時には、ソウルフルな歌唱にやられてしまった。
風味と歯ごたえがクセになる「いかメンチボール」とか似合いそう。
♪ "Glued To The Spot" by Cheryl Glasgow(1987)
この不思議な聴き心地の曲も一発で好きになったなー。
どこかカリブ風味もある異国情緒は、煮込まれた「たこ」のような味わい。
♪ "Hold Me Now" by Thompson Twins(1984)
このグループのことはほとんど知らないけど、イイ曲!
ポップさとメランコリックさから連想したのは、しっとりと「厚揚げ」。
♪ "Holding Back The Years" by Simply Red(1986)
まさにこの季節、しみじみ聴くのにふさわしい。
若きMick Hucknallさんの前髪がどうしても「しらたき」を思わせるよ。
♪ "If You Think You're Lonely Now" by Bobby Womack(1981)
「今、君が寂しかったら」というタイトルから泣けてきちゃう。
心に栄養がしみじみ染みてくる、「たまご」だコレは!
♪ "Time After Time" by Miles Davis(1985)
ジャズの王様が晩年までライヴで演奏し続けたという、あの名曲の名カヴァー。
あらゆる要素を自分の音楽で包んだ巨匠は、まるで「巾着袋」のよう。
あー食べた食べた。
土鍋に一杯あったおでんがなくなってしまった…
お腹もいっぱいになったし、今日もひとりでしみじみと寝るかー。