本日の読書 #047 「わかりやすい文章」
参考書籍:『書くのがしんどい』竹村俊助
第二章 伝わらなくてしんどい 「わかりやすい文章」の基本 より
わかりやすい文章。
色々な書籍を読んできて、本書の定義が一番しっくりきた。
「読む速度と理解する速度が一致する文章」。
確かにこの条件を満たすことだけを考えると、自然とわかりやすくなるように感じる。
これは逆に言えば、
「読むのが止まる文章」が「わかりにくい文章」であるということで、
文章をわかりやすくするためには「読むのが止まる要素」をトコトン排除することだけ考えればいい。
私が気を付けているのは主に、
・順接の接続詞を多めにする
・漢字だらけにしない(漢字をひらく)
・難しい漢字を、やむを得ず使うときはルビを振る
というところで、細かく言えばまだまだ大量にあるし、noteという場だからこそ気を付けている書き方もある(主にレイアウトに関して)。
が、やはり念頭にあるのはいずれも「読み手の理解する速度を一定に保つこと」についてだ。
具体的には、
「そこから読み進められなくなる」状況が最もよろしくないと思っていて。
それを引き起こすのが「論理的につながっていない」と「単語の意味が分からない」のパターン。
だから論理が時系列として追えない逆接の接続詞は、なるべく少なくしたい。
(ただし強調をしたいときは、用法用量を守って適切に使っていく)
それに加えて、
読者が途中で「ん?」と思って読み戻るようなことも避けたい。
これは漢字や、抽象的なことばが多かったりすると起こりやすいと考えている(私の持論)。
なるべくことばは分かりやすく。
仕方なく分かりづらいことばを使う場合は説明を入れる。
このあたりの「自分なりの流儀」は今後何かの機会にまとめていきたい。
ただ強調しておきたいのは、そうやって論理的説明的に文章を書くとデメリットも大きくて、
結果この記事みたいに「体温が通っていない文章」になってしまう。
「わかりやすい文章」は、栄養価は高いけど味がしないスープみたいだ。