読書記録 「 蘇る生き様 」
題;神田ごくら町職人ばなし
著:坂上暁仁
出:リイド社
年:2023年9月
1.精密な緻密な描写
→町の構成、空間、建物、服装、スケール、全ての描写が圧巻
→職人の考え、行動、心意気、会話、仕事ぶり
→女性の仕事着、職人社会の生き方、群れ、言葉遣い、関係性
→桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳挿し、左官
→神田こぐら町、時代考証
→肌の質感、使っている部分の摩耗、こすれ、色、髪の乱れ、
→淡々と粛々と人道に反ぜず
→風が吹き、音が聞こえてきそうな空気感
→視点と迫力、絵の切り替え
→季節、熱さ、温度感
→素材アングルと細部描写
2.藍染
→友禅の豊富な色彩は後出し
→藍染の紺と白あがり
→友禅のまとまりは白上がりから
→歴史は繋がる
→藍染は抗菌除菌
→仕事着にしたい
→使い込む堅実さと華やかさ
→藍の染め方、つけ時間、乾かし方の流れ
→大丈夫な足取り
3.生きる
→体と心と空間でまっすぐ進む
→技と意地
→腹に力が入った立ち姿、
→素朴なしなやかさ
→寝転がる畳
→その場所でいきるシンプルさ
キーワード
蔵、土、生きる木、つけとけば生きかえる木材、髪結、花魁、馬鹿にされる、壁越しに感じる空気や音、鋼、刀剣、日本との切り口、風来坊の100年先、茶室、空間に対する人の小ささ、日本色、少ない言葉
言葉にならない生き様