【採用の実話】応募者対応の専任を置いただけで、採用者数が70%アップした話。
先日、社内Slackでこんなやりとりがありました。
前提をお話すると、僕たちは月額制のオンライン採用代行サービスを提供していて、そのクライアント企業の採用データに関するやりとりです。(※ちなみに「CX」とはクライアント企業の応募者対応を行う役職のことです)
上記Slack内の数値は社長が一人で採用代行サービスをやっていた頃(7/1〜9/30)とメンバーが加入して複数名体制になってから(10/1~12/20)で、クライアント企業の採用数にどのくらい変化があったのかを集計したものなのですが、結果的に採用数が70%アップしていました。
いろいろ要因はありますが、一番は応募者対応のレスポンススピードじゃないかなと思っています。特に応募者対応の専従者を置いたことで、応募直後の連絡不通→離脱率が15%ダウンし、面接まで進む人の母数が増えたことが影響を与えているのは明らかです。
ということで今回は、応募者対応の専任を置いただけで、採用者数が70%アップした実話を書いていこうと思います。
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応募者対応が採用成功に直結する理由
実は弊社で採用代行サービスを立ち上げた当時、社長が一人で営業活動をしながらクライアント企業の応募者対応をやっていました。経営や営業、採用に関するあらゆる業務を同時進行しながらの対応だったので、アポイントなどが続けば当然、応募者に対するタイムリーな対応ができていませんでした(クライアント様、ごめんなさい💦)。それが結果的に応募者の離脱や、応募者の満足度につながっていなかったのです。
自分が求職者の立場で考えるとシンプルなのですが、求人への応募直後がもっとも熱量が高くて、時間が経つほど熱量が冷めていきませんか?(あれ?なんで私この会社に応募したんだっけな?)
その一番熱量が高いタイミングでいかに良いコミュニケーションをとり、いかに応募者に負担をかけずに(メールのラリー少なく)面接日の確定までいけるかは、けっこう採用成功の分かれ目なんじゃないかなと思います。
社長がすべての業務を抱え込んでいた時期には、これらの問題が目に見えない(というか見る余裕もなかった)形で積み重なっていました。そのため、応募者対応に専従者(新メンバー)を置き、迅速かつ丁寧な対応を徹底することで、大きな改善につながったと思います。
専従者が取り組んだ具体的な対応策
メンバーが増え、応募者対応の専従者を置いたことで、以下のような具体的な対応策を実行できました。
応募から12時間以内の迅速な返信
エントリー後の離脱を防止するため、応募者の関心が高まっているタイミングで即座に対応(基本3時間以内での返信(夜間帯除く)を心がける)。応募者の不安を軽減するフォローアップ
応募者の満足度を向上させるため、面接前のリマインドメールや、不安や気になる点がないかをこちらから積極的に問いかけるフォローアップ。
これらの施策は、特別な技術や大掛かりな投資が必要なものではなく、専従者が集中して対応に当たったことで可能になったものです。
応募者対応を見直すことで得られる価値
「企業イメージアップ!」とか「企業ブランディングの強化」とか言いたいのですが、正直ここまでスケールの大きな話に繋がるのかどうかは、現時点ではわからないというか、イメージがつきません(正直者)。
でも、私自身が実施者だからこそ言えることですが、一人ひとりと丁寧に向き合ってやる採用活動はめっちゃ楽しいです。丁寧にやっても、やらなくても同じ結果だったとしたら、丁寧にやった方が相手がどうとかではなくて自分の中にやり甲斐が生まれます。
なので、上から出す「とりあえず今年は3人採用で」みたいな指示の会社では、おそらくやり甲斐を持って仕事する人事・採用担当者は生まれないと思います。
ちょっとテーマと外れてる気もしますが、応募者対応を丁寧にすることで得られる本当の価値は、人事とか採用の楽しさを思い出す(感じる)きっかけになることだと思ってます。
とはいえ経営者も人事も忙しい
採用代行サービスをやってみて思ったのですが、応募者対応に専従できている私たちですら大変💦イレギュラーな問い合わせがあったり、面接の日程を調整したり、全員の面接日を把握してリマインドやフォローアップメールを送ったり…専従者ですら大変なのに、「経営しながら」「人事施策をやりながら」「人事と総務を兼務しながら」は考えただけでもパンクします。
だからこそ思います。採用は片手間ではできないし、片手間ではやるべきではないと。なぜなら採用は会社にとっても、応募者にとっても、大きなリスクを伴うから。
そんな大事な仕事を経営者や人事一人に任せっきりにしているのであれば、1ヶ月でいいので私たちに任せてみませんか?(ここも正直者)
まだまだ創業1期目の実績もない会社ですが、前述のとおり、採用に関してたぶん一番楽しみながら、やり甲斐持ってやっている会社です。「おっ!おもろそうやないか!」と思っていただけた方、ぜひウチののホームページも覗いてやってください。
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