見出し画像

ダイカ的!クレジットカードの極意

一、クレジットカードの携行は憚るべし

 まず、クレジットカードはデビットカードやプリペイドカードに比べて危険なカードであることを理解するべきである。万が一落とした場合は際限なく不正利用される可能性がある。また、知らず知らずのうちに分割払いやリボ払いなど、利子の付く形での支払いに指定されていたりする。そして使いすぎる心配もある。
 そして、その不正利用を見つけるために、頻繁にサイトで支払い履歴を確認したりしているだろうか?していないだろう。
 プリペイドカードなどを使えば月の支出を管理しやすくなるし、よしんば落としたとしても被害額を最小限に留めることができる。プリペイドカードやQRコード決済を利用して普段はそれだけを持ち歩き、飲み会など大きな金額が動く機会でもなければクレカを家に寝かせておこう。

一、何枚も持つのは逆効果

 クレジットカード、今何枚持っているだろうか?4枚以上なら黄信号、もはやわからないのなら赤信号である。
 「カード作るとお得になりますよ~~」などと営業の甘言に乗せられてカードを作ってしまったかもしれないが、その分ポイントは分散する。その分散したポイントを集約する目途はついているだろうか?そういう人は大抵、それぞれのカードに80ポイントずつ程度しかたまっていないものだ。そして大抵、アマギフに換金したり商品と交換するのも100ポイントからだったりする。いくら合計ポイントが多くても使えなくては意味がない。むしろ還元率の高い一枚のカードにポイントを集約し、楽天市場でも涙を呑んで集約したカードで決済したほうがかえって貯まるものなのだ。
 そもそも先ほど述べたように、クレジットカードはセキュリティホールである。その一枚でかつてリボ払いをしてそれを忘れていたとしたら?何枚もあれば、そういう恐ろしいことがあっても気づくのが難しい。
 安全のためにもポイ活のためにも、カードは2枚程度に集約すべきなのだ。

一、クレカを選ぶことはどの経済圏に囲い込まれるかを選ぶこと

 クレジットカードを選ぶ際、最も多くのポイントを稼げるのはどれかをかんげるのが一般的だろう。
 う~ん、まぁよくイオン行くしイオンカードセレクト作るか、などと決めていないだろうか?決して頻度で決めてはいけない。支出額で決めるべきなのだ。
 例えばよく海外に渡航する人は航空系クレジットカード、スーツを買う人はスーツ店のクレジットカード、電気を使う人は電力系クレジットカード、のように、一番浪費する経済圏を選ぶことこそがクレカ選びの本質なのだ。
 また、ポイントの使い道が十分にあるかどうかを確かめることも大切である。例えば『リクルートカード』は還元率1.2%とかなり高いが、その代わりリクルートポイントの使い道はリクルートのサービス内に限られ、かなり使いづらい。ちゃんと貯めて使えるか、消費しやすい共通ポイントと交換できるかを調べてから申し込む必要がある。

一、「例外」の少ないカードを選ぶこと

 例外とはどういうことか。この記事が詳しいので、まずは読んでほしい。

 大抵クレジットカードを使う人は定期的にしょっ引かれる、光熱費などを払うために申し込むだろう。しかしCMでも有名な『楽天カード』は、なんと電気代などで還元率が1/5となる。こんなカードは解約したほうがいい。
 私はプリペイドカードの使用を勧めているが、プリペイドカードへのチャージをポイント付与対象外としているカードが少なくない。この、電子マネーチャージを”例外”としているかどうかが分水嶺になるだろう。

一、カードが届いたらすぐキャッシングとリボを無効化すること

 何度も「クレカは危険」と申し上げてきたが、その主たる理由がキャッシングとリボ払いである。たかがプラスチックの塊と侮ってはいけない。ただ使うだけで、消費者金融並みの利子を分捕られる危険性をはらんでいる。
 また、「勝手にリボ払いがONになる」という悪夢のような仕様すら報告されている。まずカードが届いたらやることは、このような仕様がONになっていないかどうか確認することだ。
 なお、特にアニメ柄のクレカに多いらしい。オタクはカモと思われているようだ。

一、危ないカード会社に要注意

 おっ、このカード還元率高いじゃーんと思っても、すぐに申し込んではいけない。「リボ払い専用カードの可能性があるからだ。ポケットカード株式会社の『P-one Wiz』などがそうである。
 その他にも、ライフカード株式会社のような、有名なのにも関わらず消費者金融の子会社だったりする会社や、消費者金融が発行しているカードもある。保有は破綻の一歩目だ。

一、JCBは使える場所が少ない

 カードのブランドにはVisaMasterCardJCBDinersClubDicover銀聯American Expressなどがあるが、VisaとMasterCard以外はほとんど普及していないし、倒産間近の会社ではJCBすら使えなかったりする。VisaかMasterCardが無難だ。
 また、例えば『au PAYプリペイドカード』はMasterCard以外のクレジットカードによるチャージを限定している。使いたいプリペイドカードがある場合は、相性も調べておくべきだろう。

一、モダンなカードを選んでおこう

 こういう情報量の暴力のようなクレジットカードを以前はよく見かけたものだ。しかし、今では時代錯誤になってきている。
 今ではタッチ決済(Visa TouchやMasterCard Contactless)に対応していること、表にカード番号が書いていないこと、3dセキュアに対応していることが当たり前になってきている。
 この当たり前に追いつけていないダサい会社から受けられるサービスは、たかが知れているというものだ。

モダンなデザインでは表にブランドとカード名しか書いていないことが多い。

一、汎用性が高いカードを選ぶこと

 最後に、一番わかりやすいグラフを紹介して締めようと思う。

 「店々で使うカードを変える」のではなく、「どこでも還元率が高いカードを使う」というのが最善の攻略法だ。

関連記事


いいなと思ったら応援しよう!