かみというコトバ
みなさんこんばんは。今日も元気に趣味してます。
とりあえずまだnoteを初めて浅いので1週間ぐらいはなにかしら毎日上げたいと思います。
そのうち小説も投稿します。(準備出来次第)
語源を調べてみたシリーズ(浅い調査)
前のnoteもそうであったように、僕は日本語に関するあれこれが好きだ。
今日もその一つを挙げようと思う。
これは以前に後輩が疑問に思っていたことをきっかけに調べたものになる。
これは本当にただの素人の自分がネットとかで拾える情報をただまとめたりしただけのものなので、浅さに関してはご容赦願いたい。
ただ気になって調べてみただけです。
神
世界にはあまたの神がいる。ある国では一神教、又ある国では多神教として人々の生活に古くから根付いている。もはや人類の歴史を語る上で外せない要件となっているそれらは、いかにして生まれ、いかにして人と共に歴史を歩んできたのか?
今回はそんな大それたテーマなんぞ語れるわけもないので、一歩近づくためにその語源から迫っていこうと思う。
日本の「神」
漢字自体は当然ながら中国から渡って来たものである。古くは天照大神に見られるようにもその頃から日本にはこの字が存在していた。
結論から言うと、語源は不詳らしい。
神を「上(カミ)」とする説もあるみたいだが、確定的な情報はない。それに、日本において神は上にいるとは限らないのだから、その線からもこれが語源ではないことは言えよう。
(八百万、自然にある存在であることから。)
さらに、この字が古く使われていた奈良時代には今の発音と少々異なったようだ。
この後に記す「上」の“kami”と「神」の“kami”は発音が少々異なり、奈良時代は使い分けていたようである。
「神」の方はどちらかというと“kamu”のような発音に近かったようで、それは「神無月(かんなづき)」「神威(かむい)」などにもみられることから言えよう。
参考文献
・神の意味・語源・由来を解説 : 語源由来辞典 (gogen-yurai.jp)
”kami”であるうえ
というわけで次に述べるのは神の語源として誤って広まっているらしい「上」に関する話である。
これも結論から言うと、語源不詳も甚だしい、と言ったところだ。
とあるブログでは上の語源については「上下」の関係と「水由来の語群」というところからひも解いていた。だが、これも出店は不明瞭であるため、確定的ではない。
それに、「上(かみ)」は音読みであることから由来は古典中国語に遡ることになると考えられる上に神の場合は訓読みであり音読みは「神(こう)」であるところから、ここではそこまでの言及はしない(いつかするかも)。
一方で、「上(うえ)」の方には素人ながらに仮説が立ったので残しておくことにする。
自分は”ue”の”e”に着目した。
日本語には方向を表す「方向の”へ(e)”」が存在することは周知の事実であるが、これを語源とするという説を立てる。
なぜ思い立ったかというと、「前(まえ)」の語源がこれに由来するのである。
前の語源は「眼の方へ」が由来であるのだ。(出典:新明解語源辞典)
「眼(まなこ)の方へ」から「ま」「へ」となり、「まえ」となったそうだ。
これに関連させると、「うえ」も方向を表しそうなことが考えられる。
ここから、私は「上」は「うなじの方へ」と考察したい、これであれば上の方向を指せよう。
では、続いて「紙」との関連に行こう。
参考文献
・「神(かみ)」の語源 | 日本語の意外な歴史 (jojikanehira.com)
・語源・由来|漢字の成り立ち「上下」「弓偏」 正反対の意味で同じ成り立ちを持つ漢字 | 世田谷自然食品 (shizensyokuhin.jp)
・新明解語源辞典
紙になりかわざり
紙の歴史も長い。一番古いもので知られるのは紀元前三千年にも遡りエジプト文明に残るようだ。
そしてそれは植物の線維を基に作られた“パピルス”と呼ばれるものだ。
しかし、用途が紙と同様であるだけで、パピルスは現代における紙の定義には当てはまらないそうだ。
では、最古の紙は?
そう。中国だ。これは中学歴史でも学んでいる事柄だった気がする。
そして、ここで出来た紙が日本に伝わるわけだが、発音が「かみ」になったのは奈良時代のようで、これは、紙の前に文字を書く際に使用されていた木簡(木の板)の「簡(かん)」がなまって「かみ」となったということらしい。
というわけでこれも「神」とは関係ないようである。
参考文献
・紙の歴史 | 紙から始まるを創る (maruraku.co.jp)
・紙の歴史:紙の基礎知識|紙を選ぶ|竹尾 TAKEO
・FAQ(1) 「紙」という漢字の語源について - FAQ - 紙への道 (dtp-bbs.com)
日本語の「かみ」
まとめっぽくなるが、日本語における「かみ」という発音の神、上、紙について調べてみた。
当然ながら厳密な調査を行ったわけではなくあくまでも話半分で受け止めて欲しいのだが、結果的に神、上、紙に関連性は認められなかった。
同じ発音から類推するのであれば、言語学分野に「音象徴」という現象も存在するのでよければ少し覗いてみて欲しい。
GoodなGod
神、繋がりになるが、英単語のGood とGodについても語源を調べてみた。
日本語においては関連性が見れなかったものの、英語についてはどうだろうか。
まずは「Good」について。
Good
この単語は古英語、つまり紀元前から十数世紀まで使われてきた英語においては表記が「God」であったらしい。なんと形が神なのだ。
しかし、発音の面では現在と同じように“o”を伸ばすようなので、あまり変わらないようだ。そしてその意味は現在と似ており、「良い、有用、優秀」などの意味で使用されいたようだ。なので、語源的にはあまり神と関連がなさそうである。起源については同様の古英語の単語「gædrian」(集める、一緒に取る)などに起源を持つようである。
では「God(神)」はどうか?
God
こちらも古英語の時代まで遡ったのだが、綴りも意味合いも現在と同様な結果となった。
しかし、こちらの場合は起源が印欧祖語にまでさかのぼりそうであるが、定かではない。
というわけでこれらの二つの単語についても関連性は認められない結果となった。
参考文献
・good の意味、語源・英語語源辞典・etymonline
・good - ウィクショナリー日本語版 (wiktionary.org)
・god 意味と語源 – 語源英和辞典 (gogen-ejd.info)
・god の意味、語源・英語語源辞典・etymonline
Goodbye my god.
GoodとGodについては関連性が見られなかったものの、これはあくまでも語源的な話であり、調べている中で興味深い事例も確認できた。
それが、「Goodbye」である。
なんとこの単語、古英語?の段階では「God be with ye」と表されていたそうで、(ちなみに「ye」はyouの意味合いだそう。)これを短縮したのが「Goodbye」であるとのこと。
ほかにも「Good Friday」という言葉は「聖なる金曜日」という意味合いで用いられるキリスト教用語で、イースターの直前の金曜日を指す言葉らしい。
つまり、ここには「神聖な」という意味合いで「Good」が用いられているのだ。
もしかしたらここも深くしたらなにか出てくるかもしれない。
参考文献
・グッドバイの意味・語源・由来を解説 : 語源由来辞典 (gogen-yurai.jp)
・聖金曜日(せいきんようび)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)
おわりに
今回は「神と紙」を皮切りに様々な語源を素人のネット情報かき集めでまとめてみた。
本当にあくまでもクソ素人の誰でも出来る調査なので浅さとかはご容赦願いたい。ただ、面白そうだっただけだ。
そして結局のところ、神に似ている周辺単語に関連性は見られなかった。
でも、調べていてここら辺温単語は色々と面白かったので、今後も暇な時になにか調べてみようと思う。
詳しい人いたら教えてくれたりすると嬉しいです。
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