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異修羅Ⅶ「決凍終極点」までの六合上覧を振り返ってみた

大好きです、異修羅。

最初に出会ったのはWeb版で、たしか第一回戦が全て終わるかどうかあたりだったと思います。調べてみたら2017年12月頃のようです。

これはとんでもないものを読んだ……と思い、そこからはリアタイで更新をチェックする毎日。

あれよあれよという間に書籍化し、逸脱の大量加筆で実質リブート、そしてアニメ化まで成し遂げてしまいました。

なのですが、ごめんなさい!アニメは未視聴です。

石を投げないでください。ごめんなさい。

ディズニープラス入りたくなくて…………。


失礼しました。

そんなわけで、今回は原作書籍版をようやく「Ⅶ 決凍終極点」まで読み終わった記念に異修羅への7年分の思いを書きたい記事です。

なぜまたこのタイミングなのかと申しますと、異修羅Web版で描かれていたのがちょうどこの巻と同じ部分までなんですね。逆に言えば、Ⅷ巻から先こそが待ちに待った書籍版の完全書き下ろし続編にあたることになります。

で、これがまためっちゃくちゃいい展開のところでして……Web版の更新日を見たところ5年強は待っていたようです。

ついに……ついに。感無量というやつです本当に。

ということで、ここから先は異修羅Ⅶまでのネタバレを全力で含みます。形式はシンプルに、ここまでの六合上覧試合を振り返りながらあれこれ考えたことをつらつら書くことにしました。

体裁も何もない自分用のおさらい記事ですが、よければお付き合いくださいませ。





第一試合

まずはこちらの試合。

無尽無流のサイアノプvsおぞましきトロアですね。

真業の戦い、すなわち何でもありオブ何でもありで陰陽入り混じったこのトーナメントにおいて、後述の第七試合と並んでまともに成立した数少ない試合のひとつでした。

加えてスケールも人間サイズ、格闘家vs魔剣士という鍛錬を極めた武芸者同士の純粋なぶつかり合い、必殺技の応酬といった要素からも、最も「バトルもの」らしい戦いだったのではないでしょうか。というか他が狂いすぎなんですけど……

ここで早速マニアックな話ですが、この試合でぶつかる二者はWeb版と書籍版で登場タイミングがだいぶ異なっていました。

Web版ではサイアノプは4番目(ソウジロウ、キアの次)、トロアは最後から2番目(ラストはヒロト)でした。そのため、過去一気読みした際には、相対的にトロアの方が登場してすぐに敗退するような印象を受けてしまったのは否めません。

しかし書籍版では、Ⅱ巻「殺界微塵嵐」でトロアが先に登場し、加筆エピソードの微塵嵐戦や戒心のクウロらとの絡みで格段にキャラクターの掘り下げがなされています。(逆に書籍版だとサイアノプの登場が遅く、Ⅲ巻になってから=上覧試合開催直前)

トロア、すっごくいいやつなんですよね。善性が捨てきれてないというか。見た目はクソ怖いんですけど、擁立者・鉄貫羽影のミジアルとの兄弟みたいな絡みも相まって、トップクラスに好感の持てるキャラクターです。第一試合での敗退は惜しいですが、正直サイアノプが強すぎました。



で、無尽無流のサイアノプ。

一番好きな修羅です。

リアタイで第九試合読んでたときはそりゃもう震えましたね……。

とにかく全てがロマンの塊みたいなやつです。

スライムですよ、スライム。(※粘獣=「ウーズ」です)

それが格闘家って。

ソウジロウ、アルス、キアまではともかく、この組み合わせには心底唸りました。

まず登場エピソードからして格が高く、準修羅ではトップクラスの実力者であろう最初の一行の一人、彼岸のネフトを倒すところからスタートします。喧嘩商売の最格エピソード(「今現在、最強の格闘技は決まっていない」)だったらおよそMMAの反町クラスですよ。しかも読めば分かるけど結構余力残して。

そもそも彼岸のネフト自体もめちゃくちゃ格が高くて、最初の一行生存組の残りがあのロムゾおじだということを考慮すると帰還後ずっとミイラやってたのがいっそう凄いことに思えてきます。破綻者になってないわけですからね。しかも後で二つ名の通り彼岸に出現したりもするし、なんだこいつ。

サイアノプ本人(本ウーズ)に話を戻しますと、盤外での策謀こそ用いないものの、口先の忍術(ブラフ)は全力で用いるタイプなのが面白いんですよね。「鍛えられるものは全て鍛える、会話の駆け引きも例外ではない」という説明には痺れました。トロアはだいぶ純朴なところがあって、そこも差が出ましたね。

そして闘技と並ぶ異能である「見立て」の凄まじさ。戦闘跡を見ただけで一手一手何が起こったかを脳内再現できるその眼力と頭脳はとんでもないです。21年一人で図書館に引きこもってここまでの域に達するのはヤバすぎる。最強の独学者であり刃牙以上のリアルシャドーの実践者。もしかしたら図書館で「独学大全」を読んだのかもしれません。

サイアノプについては、第九試合でまた。



第二試合

花山薫vs愚地克巳。

泥門デビルバッツvs神龍寺ナーガ。

湘北高校vs山王工業。

トーナメントで一番盛り上がる、事実上の決勝戦というやつです。

星馳せアルスvs冬のルクノカ。


いや。マジで。

こんなことある?ってくらい、究極のインフレバトルです。

Webでも書籍でも序盤から登場、数々の因縁を持ち、自由と略奪の限りを謳歌してきたアルス。全員主役型の群像劇で主人公が不在の本作にあっても、上覧試合前には間違いなく最もスポットが当たっていたキャラクターであり、それは作中の民衆からの注目も同様でした。

それがまあ…………。

アルスも好きなんですが、あえて言わせてください。

冬のルクノカ。

一番好きな修羅です。

もうマジでこのおばあちゃんメチャクチャすぎるよ。

ケンガンアシュラの黒木玄斎みたいなもんです。

アルスはテンションこそダウナーですが、開幕から終始全力。

それに対するルクノカおばあちゃん、「あらやだ、振り向いたら尻尾が当たっちゃったわ」だけで即死させてきます。魔具で蘇生できるアルスじゃなかったらそれだけで試合終了です。

ヤバいヤバいとは言われてたけど、いくらなんでもここまでとは、多くの読者も予想していなかったのではないでしょうか。

トドメの刺し方に至るまで、舐めてないんだけど舐めプ。確かに浅くない傷は刻まれましたし、アルス以外の誰もここまでの健闘はできなかった……と思われるのですが、それでも印象としてはただひたすらに圧勝。

ウッフフフフフ!

別格。

強すぎ。

何だこいつ。

どうすんだこれ。

そういう試合でした。

読み返すと、「原因を考えて、対策する」アルスの渾身の工夫に涙が出ます。

ルクノカの話はまた第九試合にて。




第三試合

主人公不在の作品ではありますが、仮に修羅たちから一人それに準じるキャラクターを選ぶとするなら、ソウジロウで異論はないでしょう。作中での「最初の一人」です。

対するは、修羅ですらありません。

柳の剣のソウジロウvs移り気なオゾネズマ。

この試合は読み返すたび、むしろオゾネズマがめちゃくちゃすごいな……との思いが強くなります。

いやこいつ化け物ですよ。文字通り。

ソウジロウはⅠ巻「新魔王戦争」で、同じく修羅である鵲のダカイに完勝しています。そして、そのダカイはソウジロウとの交戦前に濫回凌轢ニヒロに勝利していました。

もちろん、これらの事実だけでキャラクターの強さに純粋な優劣を付けることはできませんが、新魔王戦争における修羅たちの投入が「上覧試合の予選」としての意味をも持っていたと作中で言及されていること、加えてソウジロウvsダカイで「逸脱ゆえに彼方から追放された客人同士でも、その逸脱の度合いは異なる」といった一文があったことなども考慮すると、少なくともソウジロウは純粋な戦闘において作中でもかなりの上位に位置づけられているということまでは、疑いの余地はなかろうかと思います。(前述のアルスがレグネジィを倒したのも同様)

そんな上位修羅のソウジロウと試合場で交戦して、敗れこそしたものの足一本を失わせたオゾネズマ。こいつ半端じゃないですよ。その経歴も凄まじいですが、修羅>準修羅という確固たる構図が存在する本作において、準修羅では間違いなくトップクラスの実力者でしょう。

なんたってソウジロウを追い詰めた切り札が凄すぎます。「本物の魔王」の腕ですよ。これを体内に持ち続けてたことがどれだけヤバいかは読者自称者の皆さんなら理解できるでしょう。

本物の魔王からの生還者な上、体内にあんな弩級に厄い呪物を抱えたままで、少なくとも見かけ上はずっとまともに会話したり思考したりできていたという事実。そのメンタルは修羅超えてます。ロムゾ聞いてるか?

敗北とはいえオゾネズマは無事生還、重症のソウジロウとは対照的に呪物を切除してもらってむしろ健康になったくらいです。彼の活躍はまだまだ続きます。

そしてソウジロウの次なる試合は……まさに今目の前に置いてあるⅧ巻「乱群外道剣」にて!ああ早く読みたい!こんな誰も読まないnoteなんて投げ捨てて早く!続きを!!



第四試合

絶対なるロスクレイvs世界詞のキア。

ロスクレイすげえ。

マジですげえ。

もう根性とかいう次元じゃありません。初読時はドン引きしながら感動しました。

ロスクレイの何が強いって、キアが眼前に登場した瞬間からあらゆる可能性を考えて考えて考えて戦うんですよね。予定調和を予定調和のまま終わらせるための、人間の限界のアドリブ力。涼しい顔して臨機応変な修正を完璧にこなすその頭脳がロスクレイ最大の武器の一つでしょう。ただただ相手が悪かった。

キアはメンタルもですが、反射神経とかは常人レベルなんですよね。「危ないものから私を守って」をどれくらい張ってるかは分かりませんが、それがないときにシャルクが超遠距離から奇襲かけたら多分首取れるんじゃないかなー。言ってみただけです。多分常時かけてるだろうし。

やっぱり直接戦闘じゃないと書くことが少ないです、が、ロスクレイの真価が見られるのはまさに次のⅧ巻!しかもどうやらⅨ巻ではキアが活躍するようです。こうしちゃいられねえ!!



第五試合

通り禍のクゼvs魔法のツー。

場外決着です。クラフニル、いいやつだなー。クゼの加筆パートはとても好きです。日の大樹が掘り下げられるとは思わなかったけど……。クゼとノフトクのやりとりも凄みがあっていいですね。現時点でもクゼのキルスコアがヤバすぎます。

修羅はあくまでクゼじゃなくてナスティークなのが本作でも特に重要ですよね。クゼはどこまでいっても人間です。

ツーはこのあとどうするのでしょうか。とりあえずイジックの過去エピ(ネズミのやつ)はマジで最悪オブ最悪でしたね。うーん、あんまり書くことがない……。




第六試合

窮知の箱のメステルエクシルvs奈落の巣網のゼルジルガ。

加筆が特に印象的だった試合の一つですね。ゼルジルガがめちゃくちゃ凄いです。修羅リナリスの策謀あってのこととはいえ、事前の仕掛けから試合場でメステルエクシルと立ち会って感染させて完勝したのは大金星オブ大金星です。ゼルジルガ自身は修羅ではないので、この後の展開を考えても作中一番のジャイアントキリングではないでしょうか。ヤバいよこのリザードウーマン。

メステルエクシルはチートすぎて敵に回るという展開ですね。「二者を同時に殺すことはできない」ってそういえばあんまりピンと来てないんだよなー。

書籍版では早速最悪兵器としての猛威を振るってくれましたが、どうやらその本当の暴威はⅨ巻で披露されるようです。もうこんな記事読むのやめて本屋行きましょう!!



第六試合

地平咆、メレ。

一番好きな修羅です。



音斬りシャルク。

一番好きな修羅です。



地平咆、メレvs音斬りシャルク。

一番好きな試合です。


第四試合から三連続でまともじゃない試合が続いたところへブチこまれた、再びの怪物vs怪物!デカい!速い!しかも実力伯仲の超好試合です。私以外もおそらくは多くの読者自称者がベストマッチに選ぶでしょう。

試合展開自体は実にシンプルで、射撃をかわして近づけるかどうかの勝負。ですが、微塵嵐もドン引きの最強射手メレの規格外の破壊力によって、そのシンプルな展開がディザスターものもかくやという迫力になっています。

そもそも普通に撃つだけで最強なのに、連射もできるし近づかれても対策がある。メレの隠し玉の数々にはビビりました。関係ないけどクレタ先生イラストのメレ、バーフバリ感すごくないですか?

そしてそれをも乗り越えたシャルクがカッコ良すぎる!「遠い……だけだ!」は名シーン殿堂入りです。この骸骨、書籍版だとタイトルを上書きしてまで最格エピソードでキメてくれました。彼に倒された黒き音色のカヅキも準修羅ではだいぶ上位だと思うのですが、シャルクは修羅の中にあってもソウジロウ同様に上位の実力なのは間違いありません。自分が何者かを知りたがる孤独な強者、というのは喧嘩商売の櫻井を彷彿とさせますね。

擁立者同士の策謀戦では完敗し、メレ有利なマリ荒野での試合になったものの、結果としてそこに落ちていたヒツェド・イリスの火筒を拾って切り札にするという完璧な勝利。完全な独力でこれほどのことをやってのけたのには惚れるしかありません。

この試合は決着後の余韻も素晴らしくて、メレとカヨンのやりとりは毎回泣いてしまいます。異修羅らしからぬ、彼らの生き様と同じように清々しくまっすぐな戦いでした。



第八試合

千一匹目のジギタ・ゾギvs不言のウハク。

はい陰謀です。

ジギタ・ゾギ、準修羅ながらジョブ「戦術家」としては多分作中最強なんですよね。修羅にはいないので(リナリスは「斥候」、ヒロトは「政治家」)。リナリスをあそこまで苦しめたこともあり、暴タイプではありませんがオゾネズマ同様に準修羅トップなのは間違いないでしょう。話を進める力もあったし、惜しい人材でした。

しかしとにかく相手が悪すぎましたね。

不言のウハク、真の名を外なるセテラ。

この展開を初めて読んだときは驚愕しました。いないと思うじゃん、本物の勇者……。

ウハクはまさに異修羅一番のジョーカーです。その真意が我々に伝えられることはあるのでしょうか。多分ないんだろうなあ……。

ウハクは詞術無効のメタ野郎なので、作中でも勇者候補のうち何人かには10:0で勝てるだろうと明言されていますね。というわけで、せっかくなので他の候補と当たったらどうなるかを考えてみました。実はこのnoteを書こうと思ったきっかけの一つがこれをまとめたかったからです。

まず、vsシャルク、ルクノカ、メレ、クゼ、キア、メステルエクシル、ゼルジルガあたりまで。

こいつらは作中で無効と断言されていた(もしくはそれに準じる)連中です。シャルクは骸骨に還り、ルクノカとメレは自重で崩壊し、ナスティークの暗殺は無効、キアはただの女の子になり、メステルエクシルも機能停止、ゼルジルガも血液感染が効かないのでシンプルに撲殺されます(糸で健闘できそうな気もする)。

ロスクレイも無理でしょうね。詞術援護が無効化されて血のシミにされてしまいます。

サイアノプはどうでしょうか。粘獣自体が自然の存在ではない=巨人や竜と同じ扱いとされたら終わりですね。そうでなくカラテ対決なら生術を使わずとももサイアノプが圧勝できそうですが……以降は後述します。

ツーは無敵防御が詞術によるものかどうか次第ですね。

トロアとアルスはどちらも魔具・魔剣が機能するかの勝負になりそうです。機能しないとしてもアルスはずっと飛んでれば負けはしないかもしれませんが。

そして、ウハクメタに一番有力だと思われるのがソウジロウです。そもそも彼は客人なので詞術の加護を受けていません。純粋なカラテとしての剣術で最強なので、単純な大鬼ってだけのウハクには完勝できるでしょう。

そんな風に考えていた時期が 俺にもありました……(画像略)

書籍版Ⅵ巻ではなんと、この二者(withハルゲント)が一瞬ですが交戦。

その際、ウハクはその棍棒で当たり前のようにソウジロウの剣を受け止めます。

万物の「命」を見極め、両断するソウジロウの剣を、です。

これにはソウジロウ自身も違和感を口にしていました。おそらくこのシーンは、自分のようなにわか読者自称者の浅はかな「ソウジロウはウハクに完全メタ」という考えを読んでの描写だったのでしょう。(考えすぎ?)

このシーンを踏まえると、ウハクの真の異能は詞術だけでなく「逸脱しているもの、不自然なもの全てを自然尋常の状態に帰する」という力だと仮定できます。

であれば詞術メタだけでなく客人メタそのもののため、ソウジロウにもなす術はないかもしれません。上述のサイアノプや、魔具魔剣についても同上ですね。メステルエクシルの彼方ウエポンの数々も効かなさそうです。

ウハク、狂ってんな……。




第九試合

栄光簒奪者の話はここでは省いて、ついに第二回戦へ。

無尽無流のサイアノプvs冬のルクノカ。

粘獣の最強格闘家・サイアノプが、人間が、そして異修羅という作品がここまで積み上げてきた全てを投入した、作中最大の決戦です。

第二試合をも軽く凌駕するその様相は、もはや怪獣映画。

冬のルクノカ、強すぎました。最後の最後の最後まで。

「冬」の一文はWeb版だとちょうど単話の区切りのところに来ていたため、鳥肌が立ったのを覚えています。

書籍版の加筆もまた凄まじく、燻べのヴィケオンのドラゴンゾンビとか高空からの狙撃とかは全部無から出てきました。ルクノカおばあちゃんにはハンドスピナー程度の玩具に過ぎませんでしたが……

いやー、もうとにかくフィジカルが強すぎますルクノカ。読んでてもツツリとシンクロして「待て!」ってなること間違いなし。生命力もさることながら、サイアノプの奥の手である寿命を削る生術蘇生を1ページで2回も発動させられたシーンの絶望感たるや。こんなもんゴジラですよゴジラ。少なくともマイナスワンのやつより遥かにタフなんじゃねえか。

読めば読むほど、なんだこいつは……となるばかり。負けてなお、単体最強の修羅だったのは間違いないでしょう。

それを下したサイアノプ!お前マジですごいよ!一番好きな修羅です!!

何といっても、何回読んでも嘯液重勁の威力がヤバすぎますね。しれっとこんなのを開発して本編でいきなり出してくるサイアノプ……。間違いなく史上最強のウーズ(スライム類)でしょう。あとそらっと流されてますが、ブレスを一発吐かれてもやり過ごしたのが超すごい。

しかしこの試合は直前の盤外戦がなんとも……。ロムゾ、マジでお前さあ……。加筆で全然違う展開になってたんでもしかしたらと思ったのですが……。

しかも結局、その後のルクノカ戦でツツリがサイアノプとその生き方を認めていくのが何とも皮肉です。ロムゾの回想とかもあったけど、この後のサイアノプが果たしてどうなるか……。



というわけで、超駆け足&文章量のムラがすごいですが、約7500字でここまでの六合上覧を振り返ってみました。

本当にぶっ飛んだ、かつ面白すぎる展開の連続で、こうして書いていても読み返したくなるくらいですが……

そこはグッと堪えて、満を持してⅧ巻へ向かうこととします!

楽しみー!!

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