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【映画感想】働くって大変だね『ラストマイル』

ドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」と同じ世界での話となります。
なので、過去作品の登場人物たちが出てくるまさにお祭り映画。
懐かしいという気持ちが湧いてきます。

今回の映画のテーマは「物流問題」や「巨大企業」「過労自殺」など現代の社会問題に切り込んだものとなっています。
そこら辺はアンナチュラルやMIU404ときと変わらず心にくるものがありました。

働いているからこそ感じる部分があるなと。
ラストの「今度はあなたの番」という言葉もなかなか怖い言葉だなと思えてしまう。

ただ、働くことの辛い部分を描いているけれど、お客さんを幸せにする仕事でもあるということ。物を届けることで笑顔になる人たちもいるんだよと、そういう素敵な一面もきっちりと描いてくれている。
お客さんに直接荷物を届ける「ラストマイル」がやりがいであり、働いている人たちの救いでもあるんだと思いました。

ストーリーのメインであるミステリー部分に関してはシンプルに面白かったです。
犯人は誰なのか、どうやって爆弾を仕掛けたのか、過去にいったい何があったのか。
そしてラストの予想外の展開。
アンナチュラルやMIU404と同じように、最後まで引き込まれる展開でした。

改めて思いましたが、今作のような作品ができたのは長い間多くの人に作品が支えられてきたからなのかなと。
3つの作品の登場人物たちが同じ映画で活躍する大きな作品というのは日本では早々ないかと思います。強いて言うならアベンジャーズでしょうか。
映画やドラマ好きからして、制作に関わった人たちが作品を大事にしてくれたことにとても感謝です。

そういうことで、アンナチュラルやMIU404のファンの方は見たほうがいいです。面白いだけでなく懐かしさを覚えるそんな作品でした。

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