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幸せホルモンの使い方

精神科医が、実際に精神疾患を患っている患者と接してきて、論理的に幸せについて分かりやすく解説された本。


実際の脳の脳内物質・ホルモンを幸せに当てはめて論じられていて、かなりしっくりくるし、日常生活で使える考え方が満載でした!


 


まず、上記の中で重要なものは、「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」。


聞いたことあるけど、カタカナが並んで覚えにくいし、これらがどうつながっているか分からないと思ってました。


 


これらは、ピラミッドの形で考えると分かりやすいです。


 


ピラミッドの底辺が「セロトニン」。まずは、このセロトニン的幸せをクリアしないと、次の幸せにたどり着けない。


セロトニン的幸せが日常になったら、「オキシトシン」、最後に「ドーパミン」という感じ。


 


具体的に「セロトニン」的幸せとはなんぞや。


 


セロトニン的幸せのテーマ : 心と体の健康


 


体調がいい 健康である  リラックスしている  気分が清々しい  癒される  ホッと安心している  集中力が高い 平常心  運動して気持ちがいい  自然の中にいてさわやかで気持ちがいい


 


といったように、日常で当たり前だと感じていることを実感することがセロトニン的幸福。


 


まずは、自分を満たすことが大切。


 


体が思い通りに動くこと、目が見える、耳が聞こえる、ご飯がおいしく食べられる、毎日歯磨きしている、TPOに合わせて服が選べる、


運転できる、ちゃんとバスや電車を乗り継いで目的に到着できる、朝起きてちゃんと出勤している、仕事している、などなど、


 


当たり前だろ!と言われそうなことだけど、当たり前ができない人だって沢山、沢山いるんです!


 


この、なんの滞りもなく生活している日常の自分に感謝することで、セロトニンはどんどん分泌していきます。


 


うつ病の患者さんや、精神疾患を患っている患者さんは、実際にセロトニンが足りないから、内服薬で補っている方が多い。


 


日常生活で「当たり前」にやっていることが、本当は当たり前ではなく、素晴らしいことなんです。


この「当たり前」が素晴らしいと感じ、感謝するだけで、セロトニン的幸福が味わえて、次にステップしていく。


 


セロトニンは、朝日を浴びると生成する。「覚醒」とも関連するため、これが下がると、朝の目覚めが悪くなる、午前中ボーっとする、仕事のパフォーマンスが下がる、さらに悪くなると学校へ行けなくなったり、出勤ができなくなったりする。うつに繋がる。


 


セロトニンが下がると、オキシトシンやドーパミン、ノルアドレナリンも低下する。


痛みや不調も感じやすくなる。気分が落ち込んでいると、頭痛がしたり、腰が痛くなったり、肩が凝ったり、不調が出てきたりと、原因がわからないけど、何らかの不調が現れる。それは、日常に幸せを見つけられていないかもしれない。


 


まずは「セロトニン」を上げないと、大きな幸せはつかめない。


別名「脳の指揮者」といわれるらしい。


 


世の中は、良いものを持つことが幸せだったり、肩書きがあたり、高学歴であったり、お金持ちが幸せなどという刷り込みが多くあると感じます。


それら全てがその個人の幸せとは限らない。


 


お金があるがゆえの苦しみもあり、人より良い物をもているから、高学歴だからと、そこでの悩みがでてくる。


 


大概が人と比べていることが原因と感じる。


ムヒカ元大統領は、世界一、貧しい大統領として有名。だけど、本人は世の中の環境問題や様々な問題は、我々が消費しすぎているために起こっている、「これは消費社会、経済問題だ!」と訴えた。


 


消費社会は、人と比べて、自分は優位に立とうとしているその心が「セロトニン」的幸せを奪っている。そういうシナリオに私たちはのっかている。


 


今日も晴れている幸せ♡ ご飯がおいしく感じられる幸せ♡ 体が思い通りに動く幸せ♡  学べる幸せ♡  心がわくわくしている幸せ♡


運転して遠くまで行ける幸せ♡  たくさん笑っている幸せ♡  健康である幸せ♡


 


日常にたくさんの幸せが落ちている♡


それを今までは「当たり前だろ!」と見逃していた。気づいたなら、今からその幸せを拾えばいい♡


 


マザーテレサの言葉が心に響く


 


思考に気をつけて、それはいつか言葉になるから。


言葉に気をつけて、それはいつか行動になるから。


行動に気をつけて、それはいつか習慣になるから。


習慣に気をつけて、それはいつか性格になるから。


性格に気をつけて、それはいつか運命になるから。


 


思考からはじまり、いつしか運命になる。日常で頭の中にある思考をあなどってはいけない。


 


沖縄の方言では、「やーなれーぬふかなれー」という言葉がある。日常でやっていることは、大事な時でもやってしまう。


 


学校や仕事では教えてくれない気づきを、幸せについての考え方を自分で情報取らないと、いつまでも迷走してしまうと感じる。今の消費社会から外れて、変な人と思われてもいい、コンフォートゾーンから抜け出す!


 


失敗してもいい、小馬鹿にするならすればいいさと、自分だけの幸せを探す人を私はリスペクトします!


 


自分のオリジナルのセロトニン的幸せが何か、探すと楽しいです!この楽しい!がさらにセロトニンを上げる!まず初めのセロトニン的幸せクリア~!次は「オキシトシン」的幸せだ~♡


 


 


 


 


 


 

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