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子どもの夜ふかしは楽しさの余韻に浸りたいから?そう思うと寝かしつけのイライラが吹っ飛んだ
子育てをしていると、寝かしつけがうまくいかずに悩むことってありませんか?私もその一人です。息子はいつも夜の22時を過ぎてもなかなか寝付かず、そのたびに「こんな時間まで起きていて大丈夫なの?」と焦っていました。特に、子育て関連の情報を見れば「子どもは1日◯◯時間寝ないと成長に悪影響がある!」なんて言葉が溢れていて、どんどんプレッシャーを感じてしまうんですよね。
そんな状態で、ついイライラしてしまうこともありました。早く寝てほしいのに、息子は布団の上でゴロゴロしたり、おもちゃの話をし続けたり。「もういい加減にして!」と心の中で叫んでしまう自分に嫌気がさすこともありました。
でもある日、ふと気づいたんです。「自分も楽しい時は夜更かししてたな」と。子どもの頃、旅行に行った後や、学校の友達と大笑いした日、どうしても眠れなくて、楽しさの余韻に浸りながら布団の中で過ごしていたのを思い出しました。親からすればなんでもない日常でも、子どもにとっては毎日が発見の連続で、何もかもが楽しくて仕方がないんだろうなと。
息子にとって、今日一日がきっと「楽しくて終わらせたくない日」だったんだと思うと、不思議とイライラが消えていきました。それまでは「早く寝ないとダメ」という思いに囚われて、息子の気持ちを考える余裕がありませんでした。でも「彼の立場になって考える」ことで、その焦りが少しずつ和らいでいったんです。
そして、この気づきは寝かしつけだけでなく、他のことにも当てはまるなと思いました。たとえば、子どもがご飯を食べるのに時間がかかったり、お片付けをしないで遊び続けたりする時。親としては「早くしてほしい」と感じるけれど、子どもにとっては「この瞬間が楽しくて仕方がない」ということが多いんですよね。
もちろん、生活のリズムや健康面も大切です。でも、それ以上に大切なのは、子どもの「楽しい気持ち」や「満たされる感覚」を尊重することなんじゃないかなと思うようになりました。寝る時間や行動に少し余裕を持たせるだけで、親も子どもも穏やかに過ごせる時間が増える気がします。
そう考えると、寝かしつけの時間が「親としての義務」ではなく、「子どもの一日を一緒に振り返る大切な時間」に思えるようになりました。「今日はどんなことが楽しかった?」と聞くと、息子は嬉しそうに保育園での出来事や遊んだおもちゃの話をしてくれます。その話を聞きながら、「そっか、今日は本当に楽しかったんだね」と共感してあげると、不思議と息子も満足そうに布団に入ってくれるようになりました。
子育てって、親自身の心持ち次第でこんなにも変わるんだなと実感しています。「一度相手の立場になって考える」という、当たり前だけど忘れがちなこと。それを子どもに対してもしっかり意識するだけで、親としての自分も少しずつ成長していける気がします。
もしかしたら、あなたも子どもの夜ふかしやわがままに悩んでいるかもしれません。でも、そんな時は一度立ち止まって、子どもの気持ちに目を向けてみてください。毎日が楽しくて仕方がない子どもの姿を想像するだけで、きっと少し気持ちが軽くなるはずです。そして、それが親子の穏やかな時間につながると信じています。
「子どもはきっと、毎日が楽しくて仕方ないんだ」
そう思うと、夜ふかしも悪くないな、と思えるようになりました。